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2015年10月28日 [からだのこと]

自律神経2

お疲れ様です。院長です。

先日書いた「自律神経」の話になぜか反響が多かったので、続きをちょっと書いてみます。

自律神経が、気持ちの部分で重要だと言うお話はしましたが、特にストレスとは密接な関係があります。

基本的にストレスって何?ってなると、まぁ簡単にいうと、苦痛や苦悩と感じることと言いますか、まぁ、自分の中で「嫌」な事ですね。

ですから、人によってストレッサーとなるものは様々です。これも、人がストレスに晒される大きな要因なんですね〜

人によって感じ方が違うから、ある人にとってはストレスでも、それを全くストレスと感じない人もいる…

つまり、自分がストレスと感じている事を、他人が分かってくれない…

かなり辛い状況ですよね。ですから、ストレスは万病のもとですし、出来たら身体には溜めたくないものです。

で、自律神経とストレスの関係性ですが、一番分かりよいのはストレスと食欲ではないでしょうか。

食欲の部分が、睡眠欲(休息欲)とか物欲(買物欲)に変わる人もいますけど、一番多くて分かりやすいのが食欲でしょう。


ストレスを感じると、自律神経は「交感神経優位」になります。つまり興奮状態ですね。しかも、ストレスからの交感神経優位な状態は、長く続く事が多いんです。

つまり、心配事や悩みからストレスがきてる場合、その心配事なり悩みがなくならない限り、ストレスに感じ続けますし、その悩みによっては24時間体制でストレスは発現されてしまいます。

これでは、「興奮状態」が続きすぎて、いわゆる「副交感神経優位」の時に行なわれるべき事に支障が出てしまいます。


先日の話でも出てました「睡眠」、これは、副交感神経優位で行なわれますから、基本、悩みがストレスに変わると眠れなくなります。

次に食欲。

御飯を食べるのも副交感神経優位の状態ですので、食欲が落ちてきたりします。この二つは、ストレスによる二大障害と言えるでしょう。

こういった障害も、自律神経の不調和からきているわけです。

で、もうひとつ面白い現象が起こるのですが、人間はこの交感神経優位の状態が長く続くと、問題が起こるのを理解しているので、なんとか副交感神経を「優位」にしようと脳があれこれ働きます。

それが「ストレス解消」といわれる行為で、「スカッとする」行為がそれにあたるとされているんですが、本来、副交感神経優位になることを行なうのが、一番の「ストレス解消」となるわけです。

ですから、人はストレスを感じると「食欲」に走る傾向があるんです。

食べる=副交感神経優位ですから、今の興奮状態をなんとかしようとして、過食になりがちです。ひどくなると「食欲」の中枢の信号を無視して、食べ続けてしまいます。

こういった過食の状態も、自律神経の不調和からきていると考えられます。交感神経を鎮めるために食べることによって、副交感神経をあげようとするんですが、食べてる間は多少そうなりますが、食べるのを止めるとまた同じ状態になります。

そしてまた、同じことをくりかえす…

これがいわゆる「過食症」この逆が「拒食症」

これらの疾患は、すべて「自律神経」の不調和が原因ですので、自律神経をなめているとえらいことになっちゃいますし、ストレスを身体から出せなくなります。


こうならないために…


常に自律神経を整えることを考えましょう。

身体を鍛えるとか、健康のために運動するとかと同じように、「自律神経」も鍛えましょう。

まずは、規則正しい、起床と就寝。

出来れば少しでも朝日を浴びて、日中に行動してみましょう。すると自然と体内時計が調節され、夜に眠くなってきます。

例え睡眠時間を十分にとれない忙しい方でも、朝起きたらとにかく、朝日を浴びましょう。これだけでも、自律神経系には効果バツグンですよ。

では、みなさん、今日も1日頑張って、良い眠りを…

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