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2022年07月17日 [からだのこと]

(281)サンデーイルネス(仮)リンパ管腫について

お疲れ様です。院長です。

7月17日のサンデーイルネスでございます。

京都の街では、本日3年ぶりに祇園祭の山鉾巡行が行われる予定です。

やはり、これがないとねぇ。

夏が来たって感じがしないのは、京都人だけでしょうけど、ここ2年間は何となく寂しい感じでしたね。

まぁ、山鉾巡行っつっても、見に行くわけじゃないんですけどね(笑)

祇園祭ってことで、そこらへんは人だらけですし、まぁ賑わうんですがちょっと人混みは怖いですよね。

ここへきて、コロナの感染者が過去最高とかなってますし、あえて人混みに行くのもねぇ…。

まぁ、これからの暑い時期は、ウイルスも活発には動かなくなると思うんですが、まだまだ油断は禁物ですな。

そして祇園祭が終わればいよいよ本格的な夏がやってきます。

毎年の事ですが、夏は夏で熱中症で搬送される方が続出ですから、これも気をつけないとね。

気付いたときには熱中症ってなパターンが多いみたいですし、体力があるからとか関係なく、水分、ミネラルは補給しましょう。

ってより、出来るだけ熱中症になるような過酷な環境下は避ける事ですよ。

そりゃ、このクソ暑いのに屋外をウロウロしたらなりますって(笑)

屋内でも注意が必要ってんですから、この時期は出来るだけ昼間の外出は避けるって位でちょうど良いんじゃないですかね。

あとは、冷房をキチンと使う事ですね。

一昔前だと冷房は身体に悪いとか言いましたけど、今は高齢者でも冷房を使う事が推奨されてますしね。

もう、今の日本の気候は、冷房なしで太刀打ちできるレベルの暑さじゃないってことすな。

夏に向け、今一度注意しましょう。

てことで、今日も本題に入っていきましょう。

今日のイルネス辞典は、「リンパ管腫」について解説していきたいと思います。

まずはどんな病気かと言う事ですが、リンパ管とは、血管と同じような管腔構造をもち、体のむくみを起こさないように体液を循環させる役割や、外部から侵入する病原体から体を守る免疫機能を維持する役割を担って、体中に張りめぐらされている管の事です。

このリンパ管組織が異常に増殖した状態をリンパ管腫といいます。

顕微鏡でみると、リンパ管が正常よりも広く拡大しているのがわかります。

体のあらゆる場所に発生しますが、4分の3以上は頭や首のまわり(頭頸部)に発生するといわれています。

ほとんどの症例は、生下時(生まれたとき)を含む2歳以下の乳児に発生すると言われています。

皮膚に発生する表在性リンパ管腫と、より体の深い部分に発生する深在性リンパ管腫に分類され、治療法が異なります。

では原因は何かと言う事ですが、胎児期の発育とともに、正常ならなくなってしまう組織が何らかの原因でリンパ管の形成異常として残ったものと考えられています。

正常であるはずの組織が、遺伝子異常などによって異常な増殖を起こす腫瘍(新生物)とは病態が異なると考えられていますが、一部の遺伝性疾患(ターナー症候群など)に発生しやすいことから、遺伝子の異常が発症に関与しているとの学説もあります。

症状の現れ方は、表在性リンパ管腫は、皮膚にピンク色から暗赤色の水泡(すいほう)が多く発生し、徐々に大きくなります。

深在性リンパ管腫の場合は、なかに液体をためたような軟らかい瘤(こぶ)として発症しますが、通常痛みはありません。

胸やおなかのそばに発生した場合、胸部や腹部の臓器を圧迫することがあります。

皮膚に発生した場合は、特徴的な外見だけで診断が可能であることが少なくありません。

深在性リンパ管腫の場合、病気の広がりを確認するために、超音波検査、CTやMRIなどの画像検査を行います。

最終診断は顕微鏡での検査で行います。

治療の方法としては、表在性リンパ管腫の場合、あまり大きくならないようなら治療せずに様子をみることがあります。

皮膚の変化が目立つ場合や大きくなる場合は、手術で切除することを検討します。

深在性リンパ管腫の場合は周囲との境界が明瞭でないため、手術だけだと十分に病変が取り切れず再発の原因になります。

そこで病変の内部にわざと炎症を起こす薬剤(OK-432)を注入して壁を破壊・癒着(ゆちゃく)させる硬化療法が選択されることがありますが、もちろん手術も行われています。

皮膚病変の場合は皮膚科で、深部病変の場合は小児外科で治療することが多いようです。

いかがでしたか。

では次回のイルネス辞典をお楽しみに〜。









京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院


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