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2022年01月17日 [からだのこと]

マイクロプラスチックと細胞死

お疲れ様です。院長です。

1月17日の月曜日でございます。

1月も折り返しを過ぎ、さすがに日常が戻ってきましたね。

さぁ、春に向かって頑張りましょう。

先日は、鮭(サケ)の精子から抽出したDNAを主原料とした環境にやさしいプラスチックが開発されたってお話しをしましたが、今日もマイクロプラスチック問題についてのお話しです。

イギリスの研究で、人体に入り込んだマイクロプラスチックは、ヒト細胞に悪影響を与えている可能性があるとの報告がありました。

まぁ、プラスチックが体内に入るわけですから、悪影響しかないでしょうけど細胞レベルでとなると一体何が起こるんでしょうか。

我々は知らず知らずのうちにマイクロプラスチックを人体に取り込んでいます。

日本を含む世界8か国の人々の便を採取したところ、全員からマイクロプラスチックが検出されたという調査結果も報告されてるって話しも以前、書きましたよね。

では、有害であろうことは想像できますが、実際に体内に取り込まれたマイクロプラスチックは人体にどのような影響を与えるのでしょうか。

イギリスの研究グループは、世界で初めてマイクロプラスチックがヒト細胞に及ぼす影響の定量化を試みました。

それによると、「細胞の死」や「アレルギー反応」など、健康被害が出る可能性が確認されたそうなんです。

「細胞の死」とか、もうイヤすぎますな(笑)

環境中に存在する5mm以下の微小なプラスチック粒子は「マイクロプラスチック」と呼ばれ、特に海洋環境に悪影響を及ぼしています。

それはあらゆるところに存在し、洗濯に使われた水によって川に流れ込んだり、雨や雪に混じって降り積り、土壌を汚染し植物にも影響をもたらすと言われています。

そして人間も例外ではないわけです。

肺・肝臓・脾臓・腎臓といった人間の臓器からも、微細なプラスチック粒子が検出されているんですよね。

こう書くと恐ろしいよねぇ。

肺・肝臓・脾臓・腎臓…。

どれも重要な臓器です。

で、体内に入ってくるということは分かっているんですが、では実際、それがどの程度危険なものなのか、あまりよくわかっていないんです。

これはマイクロプラスチック問題に注目が集まるようになったのが、ごく最近のことだから仕方ない部分もあります。

そこでイングランド、ハル大学の研究グループは、その有害性を定量的に確かめてみることにしました。

過去の関連文献17本のデータに基づき、汚染された食事や水を通じて人間が摂取したマイクロプラスチックの量と、それがヒト細胞に引き起こすダメージの大きさを比較します。

その結果、人間が食べたマイクロプラスチックが直接的な原因となって、「細胞の死」「細胞膜の損傷」「アレルギー反応」などが起きることが確認されたそうなんです。

研究グループによると、恐ろしい事に今回の研究で有害であることが判明した量を、私たちはすでに食べているそうなんです。

そして、それらが人体の外に排出されるのかどうか、今のところはっきりしていないんだとか…。

そしてこの研究では、もう1つ重要なことが明らかにされています。

それはマイクロプラスチックの形状によって、有害性に違いがあることです。

球状の粒子よりも、形が不規則な粒子の方がより細胞を殺すと考えられるのだそうです。

これは何となく…。

丸より角の方が悪そうですもんね。

刺さりそうやし(笑)

刺さるだけで悪い気しかしませんよね。

ましてや極細なんて、もう棘の様に刺さって抜けなそうですよ。

過去の研究では、球状のマイクロプラスチックが扱われることがほとんどでした。

ですが、環境で見られるほとんどは、より有害な形が不規則なものなんだそうです。

このことから研究グループは、マイクロプラスチック研究には「転換」が必要だと訴えています。

てか、すでに相当量が体内に入ってると考えると、かなり恐ろしいですよね。

そして害が出るのもおそらくこれからでしょう。

さらに言うと、遺伝子レベルでどんな問題が起こるかって事も忘れてはいけません。

今、我々の体内にあるマイクロプラスチックは、さしたる問題ではないかもしれませんが、その子供にどういった影響があるのかって考えれば、ほっといて良い問題ではないでしょう。

体内からどの程度排出され、またどれ位残留するのかも含め、これから賢い人たち、本気だして研究していってください。

と、同時に一刻も早くこのマイクロプラスチック問題を解決しなければいけませんよね。

我々にも何かできることはあるはずですからね。

ではまた〜。







京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院


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