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2021年11月15日 [動物のこと]

オタマジャクシハカエルノコ

お疲れ様です。院長です。

11月15日の月曜日でございます。

11月も折り返しまできましたねぇ〜。

つまり、今年も残り1ヶ月半ってことになりますな。

そして、11月もここまでくると、もう冬ですな。

さすがに寒くなってきました。

これから当分の間は、寒さとの戦いなんですねぇ…。

まぁ、わたくし院長、他人より少々寒いのには強い方ですが、それでも一定より気温が下がれば、寒いもんは寒いです。

そして冬が好きかと聞かれると、好きではないです(笑)

やはり、暖かい春が良いですよね〜。

今から、春が待ち遠しいですな。

ってことで、春まだ遠い、冬の始まりですが、今日のネタは春になるとウジャウジャ湧いてくる「オタマジャクシ」についての面白いお話しです。

オタマジャクシ。

最近、目にすることも減りましたねぇ…。

とは言っても、元々オタマジャクシは、水田や池、沼地なんかに生息してますから、そういった場所に行かなくなっただけな気もします。

そのオタマジャクシ、がどうしたかと言うと、ドイツの研究グループがとんでもない事をしたんです。

半分植物で半分動物の生物が人間の手によって誕生したようなんです。

我々動物は大気や水中から呼吸により酸素を体内に取り込むことで生命活動を維持しているわけなんですが、植物は光合成によって酸素を放出します。

そのドイツの研究グループは、植物の持つ光合成の力を利用して、オタマジャクシの心臓から藻類を注入し、脳に酸素を与えることに成功したそうなんです。

将来的には、酸素が乏しい水中や高地でかかる病気の治療や、研究用の組織やオルガノイドに酸素を供給する手段として利用できる可能性があるとのことです。

動物に植物(藻類)で酸素を供給するなど突拍子もない話に聞こえますが、海綿動物・サンゴ・イソギンチャクなど、自然界には藻類と共生して、酸素や栄養をもらっている生き物はいます。

そこで、ドイツ、ミュンヘン大学のハンス・ストラカ教授の研究チームは、それをカエルのような脊椎動物で試してみようと考えたんだそうです。

研究で実験台にされたのは、日本では侵入種として知られる「アフリカツメガエル(学名 Xenopus laevis)」のオタマジャクシでした。

その心臓から「緑藻類」や「藍藻類」を注入。

藻類は心臓が鼓動を打つたびに血管を流れ、半透明のオタマジャクシの体が緑色に染まっていったんだとか…。

藻類が脳にまで達したことを確認してから、オタマジャクシの頭を切断。

脳細胞が死なないよう酸素が供給されている液体に頭部を入れて、神経活動と酸素レベルをモニタリングする準備を整えます。

もうなんかホラーな匂いしかしませんが、実験開始はここからです。

まずは液体への酸素供給をストップします。

すると酸素がなくなり、オタマジャクシの神経細胞は活動を停止します。

ところが、そこへ光を照らすと、藻類が光合成で酸素を作り始め、15〜20分のうちに神経細胞が再び活動し始めたそうなんです。

再活動までにかかった時間は、単純に液体への酸素供給を再開しただけのときより、2倍も早かったそうなんです。

それどころか、神経細胞のパフォーマンスは、実験開始前の状態に匹敵するか、それを上回ってすらいたとのことです。

当然ながら、オタマジャクシで上手くいったからといって、今すぐ人間にも試せるわけではありません。

それでも将来的には、水中や高地など、酸素が乏しい状況でかかる症状の新しい治療法につながる可能性があるでしょう。

また研究用に切り離された細胞組織や「オルガノイド」(試験管の中で幹細胞から作るミニチュアの臓器)に酸素を供給する手段としても役立つかもしれません。

光合成のパワーで組織の生存率を上げることができれば、生きた実験動物が不要になる可能性もあるとのことです。

ストラカ教授らは今後、オタマジャクシに注入された藻類が「長期的に酸素を供給し続けるのか?」、オタマジャクシ側に「免疫反応などの問題が生じたりしないのか?」といったことを確かめる予定であるそうです。

まぁ、世の中には色んなことを研究してる人がいるんですねぇ…。

いつもこの手の研究の話を耳にすると思うんですが、これ、誰がお金だしてんでしょうね。

まぁ、ミュンヘン大学の教授ってことですから、大学がお金を出してるんでしょうけど、この研究するから金だしてくれ、オッケー出すよとなる様な研究とも思えないんですが、そうでもないのかね。

一般人には関係なさすぎて、ピンとこない研究ですが、いつかきっと役にたつんでしょう。

ではまた〜。







京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院


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