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2020年11月29日 [からだのこと]

(196)サンデーイルネス(仮)オスグッド・シュラッター病について

お疲れ様です。院長です。

11月29日のサンデーイルネスでございます。

11月も早いもんで、明日で終わりでございますな。

明後日から12月、師走でごんす。

師走と聞くと、もう勝手に慌ただしく感じますが、実際慌ただしくなります(笑)

当院は、12月は掃除月間ってことで、毎週どこかしらの掃除をします。

あ、もちろん、大掃除のヤツね。

大物で言えば、エアコンの掃除とか、カーテンの洗濯なんかで、カーテンに関しては、週に1枚ずつ洗濯しますから、昨日からもう始まってます。

まぁ、予定と言うかスケジュールを考えるときには、あそこもここも掃除しようなんて思いはするんですが、実際はその半分も出来れば上出来だね(笑)

当院は、次の正月で、開院後6回目の正月ってことになるんですが、まぁ、まだそこまで汚れてないし(笑)

って、毎年言ってますから、ボチボチ本気出さないとねぇ。

去年も、エアコン掃除をプロに頼もうかと考えたんですが、予算の関係でやめました。

今年もおそらくは、自分でやるだろうなぁ〜と。

まぁ、エアコン掃除と言っても、フィルターを洗って、周りを拭く程度ですが、プロに頼めば、色々分解してキレイにしてくれるみたいですし、そろそろやっとくべきじゃないでしょうかねと…。

来年はきっと頼みましょう。

ってことで、今日も本題にいきましょう。

今日のイルネス辞典は、「オスグッド・シュラッター病」について解説していきたいと思います。

まずはどんな障害かと言いますと、脛骨粗面(けいこつそめん)(膝の少し下)が突出して痛みと腫脹が現れる病気で、成長期のスポーツ少年(10〜15歳)に多く発症します。

スポーツの種目としては、ジャンプ、キック、ダッシュの動作の多い、サッカー、バスケットボール、ハンドボール、陸上競技などによくみられます。

発症のメカニズムは、大腿四頭筋(だいたいしとうきん)の牽引力が骨端線の閉じていない脛骨粗面に繰り返しかかること、骨の成長に筋肉や腱の成長が追いつかないため相対的に膝蓋腱を通して脛骨粗面にかかる力が大きくなることなどにより、骨端軟骨(こったんなんこつ)が損傷して脛骨粗面が隆起してくるものと考えられています。

成長期終了後、脛骨粗面前方に遊離小骨片(ゆうりしょうこっぺん)が残り、疼痛やスポーツ障害を生じることがあり、遺残性オスグッド・シュラッター病と呼ばれる病態となることがあり、手術治療が必要となることがあります。

症状の現れ方として、脛骨粗面の隆起、突出が認められ、その部位を押さえると激痛を生じます。

走る、飛ぶ、蹴る、しゃがんで立つなどの動作中や動作後に脛骨粗面の痛みがあります。

通常は片側の発症が多いのですが、両側に生じることもまれではありません。

スポーツで増悪する脛骨粗面の疼痛、圧痛、骨性の隆起があり、単純X線像側面で脛骨粗面の突出、不整、分離、小骨片などが認められること、MRIで脛骨粗面の浮腫や分離像が認められることで診断されます。

治療の方法は、原則として保存治療が行われます。

活動の制限、消炎鎮痛薬の使用、シュラッターバンド装着、大腿四頭筋とハムストリングスのストレッチなどが組み合わされて行われています。

再発を繰り返すことも多いのですが、たいていの場合には成長期の終了と同時に治るので心配は要りません。

症状の程度とMRIの所見で、初期の場合にはストレッチと装具(シュラッターバンド)の併用でスポーツは禁止しません。

進行期の場合にはジャンプやダッシュ、ボール蹴りの動作の制限を、進行の程度に応じて行います。

遊離小骨片があり、疼痛が強くて階段昇降が困難な場合は、骨端線閉鎖前でも骨片摘出手術を行うほうがスポーツへの復帰は早いと考えます。

局所のアイシングが大切です。

予防のためには大腿四頭筋のストレッチ、シューズの底のクッション性をよくする、硬い床やアスファルト面の走行を減らすなどの工夫が必要です。

ストレッチで症状が軽快しないときは、整形外科の受診がすすめられます。

このオスグットシュラッター、好発時期が10〜15歳という事で、特に男子は身長が急激に伸びる時期と重なります。

この際に、成長痛というものがあり、骨端軟骨(骨が成長するところ)が短期間で成長する際に、腱や筋肉が引っ張られる症状のことをいいます。

身長は夜中に伸びようとするので夜間の痛みが特徴ですが、数日間で骨の成長に筋肉の成長が追いつくので、それに伴って痛みもなくなります。

しばらく運動を控えて安静にしていれば、痛みが続くことはありません。

つまり、オスグッドは、筋肉が骨を引っ張ることで出る痛み。成長痛は、骨が筋肉を引っ張ることで出る痛みという風に考えられ、オスグッドと成長痛は、根本的には異なるものとも考えられるんですが、同時に発症している事が非常に多いのも特徴です。

いかがでしたか。

では次回のイルネス辞典をお楽しみに〜。


021129


京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院


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