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2020年08月13日 [色々なこと]

ストーンヘンジの謎

お疲れ様です。院長です。

8月13日の木曜日でございます

お盆でございますな。

当院は水曜日が休診日ですので、昨日からすでにお休みを頂いております。

今日からお休みってトコも多いでしょうし、いよいよ日本中がお休みモードでございます。

今年はどうでしょう。

例年なら、帰省ラッシュとかって、新幹線の乗車率が150%だの、飛行機が満席だの活発にヒトが動く時ではあるんですが、さすがにねぇ。

今年はのんびり、子供の宿題でも手伝ってやったらいかがですか。

小中学生は、夏休みが短縮され、その分宿題が多いんだとか…。

まぁ、コロナで休んでた時も宿題が多くて、大変だったなんて声も聞きますしね。

夏休みと言えば宿題ですよね。

では今日は、そんな夏休みの自由研究に使えそうな話題でもいってみたいと思います。

イングランド南部にある世界遺産「ストーンヘンジ」は、行ったことはなくても写真や映像でみなさんご存知ですよね。

あそこには、いくつもの謎に包まれているんですが、少なくともその1つが解明されたかもしれないってなお話しです。

最新の研究によると、「サルセン石」と呼ばれる巨石は、ストーンヘンジから25キロ離れたウィルトシャー州ウェストウッズから運ばれてきた可能性が高いんだそうです。

ストーンヘンジは2種類の石で構成されています。

1つは、砂岩である「サルセン石」で、高さ9メートル、重さ30トンもある巨石です。

そしてもう1つは、より小さな火成岩と砂岩でできた「ブルーストーン」です。

これまでの研究では、ブルーストーンは西に200キロ離れたウェールズから運ばれてきたことが判明していましたが、サルセン石の産地は不明なままでした。

ブライトン大学(イギリス)をはじめとする研究グループは、携帯型X線装置を使ってこれらの化学成分を解析。

99%がシリカで、残りは、いく種類かの微量な元素であることが判明しました。

つまり、ほとんどの石は化学成分が同じだったわけなんです。

それはいずれも産地が同じであることを意味しているわけです。

研究グループは次に、化学成分をさらに詳細に明らかにするべく、1958年の補修工事で巨石からくり抜かれたものを質量分析にかけました。

ちなみにくり抜かれた部分は補修以来、行方不明でしたが、2018年に発見されました。

なんと、工事に携わった男性が暮らすアメリカの自宅にあったそうなんです。

パクって帰ったんやな(笑)

その結果を20か所ほどあった石の産地候補と照合してみたところ、もっとも一致していたのがウェストウッズだったってことのようです。

今回の研究によれば、サルセン石とブルーストーンが設置されたのはほぼ同時期(紀元前2500年頃)で、このことは、ストーンヘンジを作った人たちの社会は、高度に組織化されていたことをも示唆しています。

「その時期にとんでもない労力がかけられたに違いありません。まるでストーンヘンジは、さまざまな場所から素材が集合してきたかのようです」と、主執筆者のデビッド・ナッシュ教授は話しています。

ですが、これだとストーンヘンジの入り口付近にあるヒールストーンがまず設置され、その後に他の石が建てられたという従来の説とは矛盾しているんですねぇ…。

なお石の産地としてウェストウッズが選ばれた理由については、単純に実用性に基づくものであるだけかもしれません。。

そこは付近にある石の産地としては、一番近い場所の1つなのだそうですから。

ここ一帯は初期新石器時代の人間が暮らしていた地域でもあり、巨大な円形古墳や耕作地、石器を研ぐために使った溝も発見されています。

今回、石の産地が明らかになりましたが、ブリトン人が30トンもの巨大な石を25キロ離れた産地から運び込んだ方法は不明なままです。

有力なのは、そりに載せて引っ張ったという説ですが、これもまだ確証がありません。

まず、それだけの石を運ぶわけですから、出来るだけ近い方が効率的ですよね。

という事は、まず現在のストーンヘンジの場所に何らかの意味があったのか。

そして、そこに一番近い石の産地から運んだのか。

そもそも、ストーンヘンジの意味についてもはっきりしていませんからねぇ…。

ナッシュ教授によれば、サルセン石のかけらを探すことができれば、研究グループが開発した解析法を使って、石を運んだルートなどの謎をも解明できるかもしれないという話ですから、今後の研究で少しずつ謎がとけていくかもしれませんね。

世界を見れば、まだまだ謎な場所がたくさんありますもんね。

ではまた〜。


020813


京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院


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