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2019年10月10日 [動物のこと]

最強線形動物。

お疲れ様です。院長です。

10月10日の木曜日でございます。

10月も早や1/3が過ぎましたねぇ。

さすがに少々、寒いと感じる時間も出てきましたな。

例年だと、これくらいからTシャツ1枚ではと思いつつ、さらに気温が下がった日から衣替えって段取りなんですが、今年はどうでしょう。

わたくしの個人的な感覚ですが、去年より涼しくなるのが早い気がします。

去年は暑い日〜寒い日へ急に移行したような気がしますから…。

今年は、エアコン切る時間もありましたし、まだ普通の秋かと思います。

ってことで、今日は普通の秋に、普通でないお話をいってみたいと思います。

それは、海より塩分濃度の高い塩湖の極限環境で、3つの性別を持つ不思議な新種の生物が発見されたってお話です。

米カリフォルニア州イースタン・シエラにあるモノ湖は、海よりも塩分濃度が3倍高く、pH10というアルカリ性の水を湛えています。

で、このモノ湖で発見され「Auanema種」と名付けられたその生物は、人間の致死量の500倍ものヒ素の中でも生きることができ、しかもカンガルーのようにお腹の中で子供を育てるというユニークな特徴がたくさん備わっているんだそうです。

まず、一つずつ見ていくと、これまでこの「モノ湖」で暮らす生物は、バクテリアや藻類を除けば、アルテミア(シーモンキーとして売られたエビのような生物)とアルカリハエの2種しか知られていませんでした。

ところがカリフォルニア工科大学の研究チームによって、さらに8種の線形動物がモノ湖で生きていると発表されたわけです。

上にwikiのリンク貼ってますが、線形動物とは地球上でもっとも豊富に存在する動物だと考えられている、回虫とか線虫とかよばれてるヤツらです。

でまぁ、どこにでも存在してる彼らですから、モノ湖の過酷な環境の中でも暮らしているのではと睨んで調査してみたところ、無害な草食性のものから、寄生性ものや肉食のものまで、多様な線虫が見つかったってわけさ。

そして線形動物の性別はたいていシンプルなもので、雌雄同体かオスだけが存在するとされていました。

ところがAuanema種の場合、メスまでおり、3つの性別が存在しているそうなんです。

まぁ、雌雄同体ってのが第三の性になるわけですが、3つが全て存在してる生き物ってのは、かなり珍しいようです。

しかもこの種は子供を出産することで子孫を残すそうなんです。

普通、線形動物は卵を産んで繁殖するので、非常に珍しい特徴なのだそうです。

こうした珍しい特徴について、研究チームは、極限環境で暮らしていることと無関係ではないと考えています。

おそらくはモノ湖の塩辛く、アルカリ性の水の中で生きるために必要なことなのだろうということですな。

ですが重要なのは、どの種も湖に含まれる有害なヒ素に耐性があり、極限環境生物(ほとんどの生命にとって不適切な条件でも生きられる生物)であると考えられることです。

さらに驚きだったのは、Auanema種が極限環境ではない普通の環境でも生きられるってことで、そのような柔軟性のある極限環境生物はほんの数種しか知られていないそうなんです。

なおAuanema種と同じ属の近縁種と比較してみたところ、ヒ素濃度が高い環境で暮らしているわけでもないのに、高いヒ素耐性が確認されたということらしいです。

このことからは、線形動物には過酷な環境でも穏やかな環境でも適応できる遺伝的な柔軟性が備わっている可能性が示唆されるそうです。

てか線形動物とか、どこででも生きそうですやんねぇ。

またwikiからの画像ですけど、こんなヤツですぜ?

ちなみにこれは電子顕微鏡で1000倍に拡大した写真ですが、潰されない限り死ななそうですよね(笑)

地上最強生物、クマムシの例もありますしきっと凄まじい生命力を持ってるんでしょうね。

そして人類が滅亡して、地球がわやくちゃになっても、こういった生き物は生き残り、次の繁殖と進化を繰り返す…

んだろうね。

ではまた〜。


musineko


京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院


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