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2019年09月20日 [動物のこと]

ガマの油いらんかね。

お疲れ様です。院長です。

9月20日の金曜日でございます。

9月も残り10日ってとこなんですが、まだまだ暑いやん。

残暑厳しい折ですが、皆様におかれましてはご健勝のことと存じます。とか(笑)

もう、手紙なんかでは残暑って言葉は合わなくなってくる時期なんですけどね。

今なら爽涼の秋とか、初秋の候とか、どこか涼し気な感じを漂わせるんですが、実際はまだダメだねぇ。

この暑さに体力を奪われてる人も多いんじゃないですかね。

そんな秋前ですが、ちょっと面白い動物のお話をしてみましょう。

ここ数年、いくつかの幻覚剤が幸福感を向上させたり、うつの症状を緩和したりするといった研究が注目を集めているそうなんですが、今回、新しく試験された化学物質は自然由来のものでございます。

何とその幻覚物質は、ヒキガエルの分泌液なんだそうですよ。

ヒキガエルの分泌液…。

なんかねぇ(笑)

ネバネバですやん。
 
メキシコ北部やアメリカ南西部に分布するコロラドリバーヒキガエルの分泌液に含まれる「5-メトキシ-N,N-ジメチルトリプタミン(5-MeO-DMT)」は、南米では伝統的な儀式に欠かせない幻覚剤として用いられているそうなんです。

このヒキガエルの分泌液を乾燥させた粉を吸引してもらい、その効果を確かめる実験を行ったところ、半数以上の人が、一度吸引すると1か月間ハッピーな気分が続くことがわかったということらしです。

1ヶ月間ハッピー…

これはコスパええな(笑)

分泌液を乾燥させた粉ってのに、わたくし院長はかなりの抵抗感がありますが、1ヶ月ハッピーが続くならちょっとスゴイよねぇ。

麦角菌由来のLSD、ペヨーテ由来のメスカリン、キノコ由来のシロシビン、つる植物由来のアヤワスカなど、さまざまな植物やキノコから幻覚剤を抽出することができることは広く知られていますが、5-MeO-DMT、服用者の話によると、かなり強力な幻覚作用があるんだそうです。

5-MeO-DMT(カエル、合成、植物由来)の服用者を対象とした最近の調査は、回答者の大半がスピリチュアルな探索のために使用しており、中〜高度の神秘体験を体験していることを示唆しています。

興味深いことに、そうした回答者の中で精神障害を報告している人は、5-MeO-DMTが不安障害、うつ病、心的外傷後ストレスの症状を軽減したり、アルコールや薬物依存にうまく対処しやすくしてくれると述べているそうです。

この強力と噂される効果を確かめるために、オランダ、マーストリヒト大学の研究チームは、ヒキガエルの分泌液が持つという抗うつ作用を検証してみることにしました。

実験ではまず、世界中から募集された42名の参加者にアンケートに回答してもらい、そのときの心の状態を測定し、それから分泌液を乾燥させて作った粉を吸入してもらい、その24時間後に再度アンケートに回答してもらいました。

さらに4週間後に同様のアンケートに回答してもらい実験完了となります。

実験を最後まで完了した参加者は24名で、吸入から1ヶ月が経過していたというのに、ほとんどは「人生の満足感が向上」「心が落ち着いた」「うつ・不安・ストレスが軽減」したと回答したそうです。

また幻覚が強くはっきり出た人ほど、その効果が長く続いていたそうです。

ここで、ポイントは実験を最後まで完了した人が24名ってことなんですよね。

当初参加者は、42名いたわけで、18名もの人が1ヶ月後の最終アンケートをすっぽかしたそうなんです。

彼らがすっぽかした理由は不明だそうですが、可能性としては幻覚体験を通じて失望を味わっていたからという理由も考えられます。

まず論文によれば、ほとんどの参加者は、参加した理由として「自分を理解するため」と「問題を解決するため」を挙げていたそうです。

また他にも「自己の発展」「スピリチュアル体験の探索」「スピリチュアルな癒し」「好奇心」といった参加理由もありました。

ですが、分泌液を吸引することで、そうした期待や動機が満たされたかどうかは不明なわけで、特に効果が無かったため、途中で投げ出した可能性もあると…。

あるいは、吸引したせいでバッドトリップして、かえって不安や妄想が強まってしまった可能性もあります。

であるなら、嫌な思いをしたことが原因で、実験をドロップアウトしたのかもしれません。

まぁ、理由の問題より、これだけ多くの参加者が途中でやめるという事は、なんか問題があったと考える方が自然なんじゃないかねぇ。

ちなみに、日本でもこのヒキガエルの分泌液を乾燥させたものは、薬なんかに利用されてるようです。

日本では「践祚」(せんそ)というそうで、「六神丸」なんかには入ってるんだって。

ヒキガエルの分泌液に、なんでこんな作用があるのかは分かりませんが、自然界で生きてる動物なわけですから、なんかしらの意味はあるんでしょうね。

にしても、乾燥させて吸うとか、何考えてんでしょう(笑)

動物や植物の持つ毒性なんて、まだ全然解明されてませんし、変な事はしない方がいいよね。

この実験を途中でやめた18名が、体調不良なんかになってない事を祈りますよ。

ではまた〜。


kaerukaburi



京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院


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