2019年08月01日 [動物のこと]
蚊には金鳥マットです。
お疲れ様です。院長です。
8月1日の木曜日でございます。
ついに8月、夏到来ですな。
今年は梅雨がそれほど暑くなかっただけに、連日の猛暑日にもはや身体がついていかん。
今日も37℃を超える予報が出てましたしね。
みなさん、気を引き締めていきましょう。
今日はそんな夏の始まりにふさわしいネタでもぶっこんでみたいと思います。
ま、夏にふさわしいかと言えば、そうでもないんですが(笑)、先日もお送りした「蚊」についての新たなお話でございます。
先日は「蚊にも好みの血液型がある」なんて話と、「蚊にも意識がある」なんて話をしましたが、言うても「蚊」は我々ヒトにとっては害虫でございます。
わたしたち日本人にとっては、「蚊に刺された=痒い」くらいのもんで、命がけで退治しようまでは思わないですが、蚊は感染症を媒介するかなりヤバイ虫なんですよ。
「世界で一番危険な虫」なんて表現されるほど、マラリア、デング熱、日本脳炎、ジカウィルスなどかなり危険な感染症を媒介します。
ですから、刺されるわけにはいきません。
となると、退治するわけですが1匹でも刺されると危険なわけで、根絶させるのが望ましいと…。
今回、それをやってのけたのが中国なんですよ。
感染症を媒介する蚊を標的とした二つの技術を組み合わせる実験が中国で行われ、実験区域2か所で蚊を実質的に全滅させることに成功したそうなんです。
実験の対象となった蚊は、ヒトスジシマカ(学名:Aedes albopictus)と呼ばれる、制御が特に難しい種類です。
一般にヤブカと呼ばれるこの蚊はジカ熱やデング熱などの感染症の主要な媒介生物です。。
米ミシガン州立大学などの研究チームは、次の二つの個体群制御技術を利用した実験を行いました。
一つは蚊を実質的に不妊化する「放射線」と、蚊の卵を生存能力のない状態にする「ボルバキア」と呼ばれる細菌株です。
研究チームは中国・広州を流れる川の中州にある2か所の実験区域で2年間に及ぶ実験を行ないました。
広州はヒトスジシマカが原因でデング熱の感染率が中国国内で最も高くなっている場所で知られてまして、実験するには危険も伴いますが絶好の場所と言えるでしょう。
そして実験結果は目を見張るものがありました。
ふ化した蚊の卵の数が94%減少し、生存可能な卵が一つも記録されなかった期間も最長13週間に上りました。
また、捕虫器で捕獲される雌の数が83〜94%減少し、6週間にわたって一匹も雌が検出されないこともあったそうです。
地元住民の蚊に刺される割合が97%近く減少したことも今回の実験結果を裏付けているといえるでしょう。
この「ボルバキア」っていう細菌株なんですが、ボルバキアに感染した雄と感染していない雌との間にできる卵を成長させないことで機能するため、感染させた雄だけを野外に放出する必要があるそうなんです。
同じボルバキア菌株に感染した雄と雌同士が交尾すると、この手法に対して耐性のある雌が生まれる可能性があり、手法の有効性は低下してしまうそうなんですな。
ですが、感染した雌を放出させないのは難しく、通常は0.3%ほどの雌が混入してしまうそうで、研究チームはこの問題を克服するため、実験室内で飼育するボルバキア感染蚊に低レベルの放射線照射を施しました。
その放射線は、雌は不妊化しますが、雄は生殖可能な状態を保つ程度に調節したんだと。
そんなん出来るんやな。
ま、細かい事はよく分かりませんが、この方法ならほぼ「蚊」を壊滅できたわけです。
ですが、こりゃ〜あくまで実験区域内での話です。
この方法で、本当に野生の蚊を絶滅させるには、もう少し工夫と研究が必要との事ですが、まぁ、これからさらに改良され、いつかは出来上がるんじゃないでしょうかね。
この「蚊」退治には色々な手が尽くされていますが、やはり一部では絶滅させてしまうのはどうかと言う声もなくはないんですよね。
そりゃ、感染症を媒介するって言っても、やはり生き物は生き物ですし、生態系ってのもありますしね。
蚊がいなくなれば、蚊を餌としていた動物にもかなりの影響が出るでしょうし、きっと良い事ではない気はします。
ですが、蚊が媒介する感染症は、致死率も高く、多くの命が奪われている事も事実です。
っても、それは人間の都合やしねぇ。
ま、正直、わたくし院長的には、虫にまで動物愛護精神を出してたらキリがないっていうか、人間が知恵を得てしまった時点で、どこかに無理は生じるんですよね。
それは、犬猫は保護しますが、牛豚は殺して食べるんですから無理がありますよ。
犬食の文化がある国なんかを、その文化について批判するなんて事もありますし、そこもどうかという気はしますよねぇ。
犬を食うのは野蛮だと。
まぁね。
そこらの野良犬を殺して食べてんならそれもどうかと思いますが、そうでもない場合、牧畜となんら変わりない気もするんですが、犬はダメなんですね。
では、蚊なんてもっといいと思いますけどね。
でも絶滅させるってのはねぇ〜。
ま、この論議も答えは出ないでしょうけど、言うても「蚊」やしね。
ええんちゃいますかね。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
8月1日の木曜日でございます。
ついに8月、夏到来ですな。
今年は梅雨がそれほど暑くなかっただけに、連日の猛暑日にもはや身体がついていかん。
今日も37℃を超える予報が出てましたしね。
みなさん、気を引き締めていきましょう。
今日はそんな夏の始まりにふさわしいネタでもぶっこんでみたいと思います。
ま、夏にふさわしいかと言えば、そうでもないんですが(笑)、先日もお送りした「蚊」についての新たなお話でございます。
先日は「蚊にも好みの血液型がある」なんて話と、「蚊にも意識がある」なんて話をしましたが、言うても「蚊」は我々ヒトにとっては害虫でございます。
わたしたち日本人にとっては、「蚊に刺された=痒い」くらいのもんで、命がけで退治しようまでは思わないですが、蚊は感染症を媒介するかなりヤバイ虫なんですよ。
「世界で一番危険な虫」なんて表現されるほど、マラリア、デング熱、日本脳炎、ジカウィルスなどかなり危険な感染症を媒介します。
ですから、刺されるわけにはいきません。
となると、退治するわけですが1匹でも刺されると危険なわけで、根絶させるのが望ましいと…。
今回、それをやってのけたのが中国なんですよ。
感染症を媒介する蚊を標的とした二つの技術を組み合わせる実験が中国で行われ、実験区域2か所で蚊を実質的に全滅させることに成功したそうなんです。
実験の対象となった蚊は、ヒトスジシマカ(学名:Aedes albopictus)と呼ばれる、制御が特に難しい種類です。
一般にヤブカと呼ばれるこの蚊はジカ熱やデング熱などの感染症の主要な媒介生物です。。
米ミシガン州立大学などの研究チームは、次の二つの個体群制御技術を利用した実験を行いました。
一つは蚊を実質的に不妊化する「放射線」と、蚊の卵を生存能力のない状態にする「ボルバキア」と呼ばれる細菌株です。
研究チームは中国・広州を流れる川の中州にある2か所の実験区域で2年間に及ぶ実験を行ないました。
広州はヒトスジシマカが原因でデング熱の感染率が中国国内で最も高くなっている場所で知られてまして、実験するには危険も伴いますが絶好の場所と言えるでしょう。
そして実験結果は目を見張るものがありました。
ふ化した蚊の卵の数が94%減少し、生存可能な卵が一つも記録されなかった期間も最長13週間に上りました。
また、捕虫器で捕獲される雌の数が83〜94%減少し、6週間にわたって一匹も雌が検出されないこともあったそうです。
地元住民の蚊に刺される割合が97%近く減少したことも今回の実験結果を裏付けているといえるでしょう。
この「ボルバキア」っていう細菌株なんですが、ボルバキアに感染した雄と感染していない雌との間にできる卵を成長させないことで機能するため、感染させた雄だけを野外に放出する必要があるそうなんです。
同じボルバキア菌株に感染した雄と雌同士が交尾すると、この手法に対して耐性のある雌が生まれる可能性があり、手法の有効性は低下してしまうそうなんですな。
ですが、感染した雌を放出させないのは難しく、通常は0.3%ほどの雌が混入してしまうそうで、研究チームはこの問題を克服するため、実験室内で飼育するボルバキア感染蚊に低レベルの放射線照射を施しました。
その放射線は、雌は不妊化しますが、雄は生殖可能な状態を保つ程度に調節したんだと。
そんなん出来るんやな。
ま、細かい事はよく分かりませんが、この方法ならほぼ「蚊」を壊滅できたわけです。
ですが、こりゃ〜あくまで実験区域内での話です。
この方法で、本当に野生の蚊を絶滅させるには、もう少し工夫と研究が必要との事ですが、まぁ、これからさらに改良され、いつかは出来上がるんじゃないでしょうかね。
この「蚊」退治には色々な手が尽くされていますが、やはり一部では絶滅させてしまうのはどうかと言う声もなくはないんですよね。
そりゃ、感染症を媒介するって言っても、やはり生き物は生き物ですし、生態系ってのもありますしね。
蚊がいなくなれば、蚊を餌としていた動物にもかなりの影響が出るでしょうし、きっと良い事ではない気はします。
ですが、蚊が媒介する感染症は、致死率も高く、多くの命が奪われている事も事実です。
っても、それは人間の都合やしねぇ。
ま、正直、わたくし院長的には、虫にまで動物愛護精神を出してたらキリがないっていうか、人間が知恵を得てしまった時点で、どこかに無理は生じるんですよね。
それは、犬猫は保護しますが、牛豚は殺して食べるんですから無理がありますよ。
犬食の文化がある国なんかを、その文化について批判するなんて事もありますし、そこもどうかという気はしますよねぇ。
犬を食うのは野蛮だと。
まぁね。
そこらの野良犬を殺して食べてんならそれもどうかと思いますが、そうでもない場合、牧畜となんら変わりない気もするんですが、犬はダメなんですね。
では、蚊なんてもっといいと思いますけどね。
でも絶滅させるってのはねぇ〜。
ま、この論議も答えは出ないでしょうけど、言うても「蚊」やしね。
ええんちゃいますかね。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院