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2019年06月12日 [からだのこと]

階層的DNA集合・合成 DASH

お疲れ様です。院長です。

6月12日の水曜日でございます。

6と12ってなんかキリのええ数字で、スッキリするのはわたくしだけでしょうか(笑)

まぁこの数字ってのも好き嫌いがあって、大きく「偶数好き」と「奇数好き」にまず分かれます。

これも色々心理的なものがあるらしいんですが、「偶数」と「奇数」ではどちらが好きですか?って聞かれると、圧倒的に「偶数」を選ぶ人が多いんだそうです。

でも、1〜9までで、好きな数字は?って聞かれると、1、3、5、7が大人気とか…。

ま、わたくし院長、好きな数字ってのは特にないうえ、偶数か奇数かを聞かれても「数字による」としか言えません。

あんまり数字に思い入れが無いような(笑)

ま、どっちゃでもええですが、6月12日は、なんとなく好きな数字かもしれません。

ってな変な入りですが、今日も元気にいってみよう。

今日はアメリカの最先端テクノロジーのお話でもしていきたいと思います。

まず、人間に限らず生物ってのは、新陳代謝を繰り返し、細胞が生まれ変わり、かわりに老廃物が廃棄され、生命活動を維持しています。

そしてついに、同じような活動を自発的に行う機械(生体素材)が誕生したってお話です。

アメリカ・コーネル大学の分子ロボット工学者である浜田省吾氏らによって開発されたものは、まるで生命があるかのようなDNA生体素材なんだそうです。

それは「自己集合」「組織化」「代謝」という生命に必須の3つの重要な特性を備えているといいますから、一体どんなもんなんでしょう?

この浜田氏らが開発されたのは、「階層的DNA集合・合成 「DASH」(DNA-based Assembly and Synthesis of Hierarchical)」という人工的な代謝を行うDNAを作成する特殊なプロセスを通じた、生命の基本特性を備えた生体素材なんだそうです。

そもそも生体素材ってなんやねん?ってお思いの方も多いと思うので、簡単に説明すると生体素材とは、医学・歯学分野において、主にヒトの生体に移植することを目的とした素材のことなんですな。

ま、具体的な生体素材としては、人工関節やデンタルインプラント、人工骨および人工血管用の素材などを指します。

で、これらの素材が代謝を行うってことですから、これはもう超画期的なことなんじゃ…。

生物が自分の体を維持するためには、古い細胞を取り除き、新しいものに交換することが必須です。

そしてそのための鍵を握るのが「生合成」と「生分解」ってヤツで、これらを通じて代謝が行われるわけです。

そしてDASHとは、この生物の代謝プロセスを再現したものなんだそうです。

DASH素材はナノサイズの基本ブロックから自らポリマーへと整列し、さらにメソサイズの形状に組織化します。
 
反応液を与えれば、何百、何千回と増殖し、新しいらせん構造を合成しながら、前端を成長させ、同時に後端を分解させながら、移動運動を生じさせると…

ちょっと分かりにくいですが、ま、合成物が代謝して新しくなるってイメージで大丈夫です。

こういった素材をもとに「人工物」を作ることが出来れば、今までの概念から全く外れた新しい医療用人工素材が出来上がるわけです。

これ、ちょっと考えたらヒトへの移殖用ってだけでなく、AI搭載のアンドロイドとかにこういった素材を用いたら、もうこれはどうなる?

自分で考え、学習する脳に代謝する身体がくっつくわけですから、もうアンドロイドの枠は超えちゃうでしょ。

考えただけでもワクワクしますし、アカン気もしますな(笑)

このDASH素材、現時点では、合成・分解サイクルを2度繰り返すと死んでしまうそうなんですが、寿命はまだ伸ばす余地があるそうで、今後の研究に期待ってとこです

自分で勝手に代謝して、新しい細胞が生まれる人工皮膚とかできたら、見た目は永久に若さを保てたりするかもしれんしねぇ…。

これもわたくしの生きてるうちには、完成しないかもしれませんが、楽しみですな。

ではまた〜。



cal



京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院


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