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2018年06月24日 [からだのこと]

(69)サンデーイルネス(仮)内軟骨腫について

お疲れ様です。院長です。

6月24日のサンデーイルネスでございます。

6月も残すところ1週間です。

まだ梅雨やけど、気温はジワジワ上がってるんでしょうねぇ…。

来週のイルネスは7月1日ですからね。

あ、そうそう。

1日が日曜日の月は、13日の金曜日なんだよね(笑)

前回の13日の金曜日の日に書いてましたな。

そんな、6月最後のイルネス辞典、元気にいってみましょう。

では今日は「内軟骨腫」について解説したいと思います。

どんな病気かって言いますと、まず、大人では、軟骨は関節の表面でみられます。弾力性があり、関節が滑らかに動けるようなはたらきをしています。

また、軟骨は成長期には骨の端のほうにあって、盛んに新しい骨を作って骨を長く成長させる役目ももっています。

このような軟骨組織が異常に増えてしまうのが軟骨腫です。

ほとんどが骨の内部にできて単発性で、内軟骨腫と呼ばれます。

手足の小さな骨にできることが多く、頻度はやや少ないですが、大腿骨(だいたいこつ)や上腕骨などの大きな骨にも生じます。

まれに多発することがあり、多発性内軟骨腫症といわれます。

多発性内軟骨腫症には片側半身だけに多発するオリエール病と、軟部腫瘍のひとつである血管腫を合併するマフーチー症候群が特徴的な病態として報告されています。

多発性内軟骨腫症では、多発している軟骨腫から軟骨肉腫へと悪性化する危険があり、オリエール病やマフーチー症候群では、この悪性化の率が高いことが指摘されています。

では、原因は何かということですが、単発性は原因が不明ですが、多発性は家族性の発生もあることから遺伝性素因の関与も指摘されています。

が、まだ詳しい事は分かっていませんので、これといった予防は出来ません。

では、症状の現れ方ですが、手足などの小さい骨に内軟骨腫が生じると、軟骨腫が骨を内側から削ったり、骨を膨張させるように変形させたりします。

初期だと痛みもなく、ほかの原因でX線検査を行い、偶然に見つかることもよくあります。

徐々に内軟骨腫が大きくなり、骨が薄く弱くなると痛みが出てきます。また、少しの衝撃で骨折を起こして発見されることがあります。

このように普通の状態の骨なら骨折しないのに、少しの衝撃で折れることを病的骨折といいます。

骨の内部の内軟骨腫が大きくなるにつれ、骨は内部から、かじられたようになって薄くなるために、X線写真では骨の内部が全体として透明になって見えます。

では、治療の方法ですが、痛みを伴う場合や、骨の外側の厚い部分(骨皮質)が薄くなって病的骨折を起こす危険がある時には手術が必要です。

病的骨折を起こしている場合には、よい形に直し、骨折を治してから手術を行います。

摘出したあとにできた骨欠損部には骨を移植します。

以前は、内軟骨腫の部分とは別に切開を入れて骨盤など自分の骨を一部とり、これを移植しましたが、現在では人工骨を移植用に用いることが多くなりました。

とこんな病気ですが、まぁ原因不明ですから、予防は出来ません。

そうなると、早期に発見するしか道はないわけですな。

病的骨折をするくらいに悪化してしまうと手術の必要も出てきますので、そうなる前に発見したいとこですが…

初期症状では痛みも出ないため、なかなか発見は難しいです。

ですから、少しでもおかしな痛みがあったらまず診察することですね。

それには、こういう病気があるって事を知っておく必要がありますから、まずは知識です。

いつも言ってますが、知ってれば対処できますからね。

では、来週のイルネス辞典をお楽しみに〜



ika



京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院


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