
2025年01月16日 [動物のこと]
古代生物
お疲れ様です。院長です。
1月16日の木曜日でございます。
今日はなんでも「禁酒の日」なんだそうですよ。
しないけど(笑)
では元気にネタいきましょう。
20億年前の太古の岩石の亀裂から、生きている微生物が発見されました。
岩石内で発見された生きた微生物としては、これまででもっとも古い事例となります。
岩石が採取されたのは、世界有数のプラチナ鉱床として知られる南アフリカの「ブッシュフェルド火成岩体(Bushveld Igneous Complex)」です。
これは東京大学などの研究チームが発見したもので、閉じた岩石の中で太古の時代から生き続けてきた微生物は、地球の初期の生命についてだけでなく、火星をはじめとする地球外生命についても知るヒントになると期待されているそうです。
地球の奥深くには、太古の時代から生き続けているものが存在します。
岩石に閉じ込められた状態で生き長らえている微生物もその1種です。
こういった微生物はほとんど進化することがないため、地球の最初の生命を知る貴重な手がかりになると考えられています。
これまで太古の微生物が発見された岩石で、もっとも古いものは1億年前のものでした。
ですが今回微生物が発見されたのは20億年前の岩石で、それよりもずっと古いと推測されてます。
この研究を行った東京大学大学院理学系研究科の地球微生物学者、鈴木庸平准教授は次のように述べています。
20億年前の岩石で生物が存在できるのかは不明でした。
これまで最古の生きた微生物が発見されたのは、海底にある1億年前の堆積物でした。
なので今回の発見には非常に興奮しています。
このような微生物のDNAやゲノムを研究すれば、地球のごく初期の生命の進化を理解するヒントが得られるかもしれません(鈴木庸平准教授)
岩石は、南アフリカ南東にある「ブッシュフェルド火成岩体(Bushveld Igneous Complex)」という地域で採取されました。
ここはマグマが地表の下でゆっくりと冷えて形成されたところで、厚さ最大9kmの層が、北海道のおよそ8割ほどの面積(66,000km2)をおおっています。
世界のプラチナのほぼ7割が産出されるなど、世界有数の鉱床として知られている場所でもあります。
ブッシュフェルド火成岩体で特徴的なのは、それが形成される過程はもちろん、形成後も大きな変化が起きていないことです。
そのため古い微生物にとっては安定した生息地と考えられています。
今回、鈴木准教授らはドリルで地下15mまで掘り進み、長さ30cmほどの岩石サンプルを採取しました。
これを薄くスライスして詳しく調べてみたところ、岩石の亀裂内に密集して生きる微生物の細胞が発見されたわけです。
微生物や周囲の粘土に含まれるタンパク質を調べたところ、それがきちんと生きており、ドリルによって汚染されたものでないことも確認されました。
そうした亀裂の隙間の多くは、粘土が詰まっており、微生物が閉じ込められる一方で、外からの物質が侵入することもなかったようなんです。
それが大昔の地球の生命を知るヒントであるのはすでに説明した通りですが、この発見をした鈴木准教授は、地球以外の生命にも興味を寄せています。
地球だけでなく、ほかの惑星の地下にも微生物が存在するのか興味があります(鈴木庸平准教授)
たとえば、火星の岩石は一般的に非常に古い(30億〜40億年前)もので、そこに微生物が存在し、しかも生きていることが判明すれば大ニュースになることは間違いないでしょう。
NASAは、火星探査車「パーセバランス」が集めた岩石を地球に持ち帰る計画を立てていますが、その時どんな発見があるんでしょうか?
非常にロマンあふれるお話しですねぇ。
火星の岩石から微生物…。
それはもう地球外生命体ですからねぇ。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
1月16日の木曜日でございます。
今日はなんでも「禁酒の日」なんだそうですよ。
しないけど(笑)
では元気にネタいきましょう。
20億年前の太古の岩石の亀裂から、生きている微生物が発見されました。
岩石内で発見された生きた微生物としては、これまででもっとも古い事例となります。
岩石が採取されたのは、世界有数のプラチナ鉱床として知られる南アフリカの「ブッシュフェルド火成岩体(Bushveld Igneous Complex)」です。
これは東京大学などの研究チームが発見したもので、閉じた岩石の中で太古の時代から生き続けてきた微生物は、地球の初期の生命についてだけでなく、火星をはじめとする地球外生命についても知るヒントになると期待されているそうです。
地球の奥深くには、太古の時代から生き続けているものが存在します。
岩石に閉じ込められた状態で生き長らえている微生物もその1種です。
こういった微生物はほとんど進化することがないため、地球の最初の生命を知る貴重な手がかりになると考えられています。
これまで太古の微生物が発見された岩石で、もっとも古いものは1億年前のものでした。
ですが今回微生物が発見されたのは20億年前の岩石で、それよりもずっと古いと推測されてます。
この研究を行った東京大学大学院理学系研究科の地球微生物学者、鈴木庸平准教授は次のように述べています。
20億年前の岩石で生物が存在できるのかは不明でした。
これまで最古の生きた微生物が発見されたのは、海底にある1億年前の堆積物でした。
なので今回の発見には非常に興奮しています。
このような微生物のDNAやゲノムを研究すれば、地球のごく初期の生命の進化を理解するヒントが得られるかもしれません(鈴木庸平准教授)
岩石は、南アフリカ南東にある「ブッシュフェルド火成岩体(Bushveld Igneous Complex)」という地域で採取されました。
ここはマグマが地表の下でゆっくりと冷えて形成されたところで、厚さ最大9kmの層が、北海道のおよそ8割ほどの面積(66,000km2)をおおっています。
世界のプラチナのほぼ7割が産出されるなど、世界有数の鉱床として知られている場所でもあります。
ブッシュフェルド火成岩体で特徴的なのは、それが形成される過程はもちろん、形成後も大きな変化が起きていないことです。
そのため古い微生物にとっては安定した生息地と考えられています。
今回、鈴木准教授らはドリルで地下15mまで掘り進み、長さ30cmほどの岩石サンプルを採取しました。
これを薄くスライスして詳しく調べてみたところ、岩石の亀裂内に密集して生きる微生物の細胞が発見されたわけです。
微生物や周囲の粘土に含まれるタンパク質を調べたところ、それがきちんと生きており、ドリルによって汚染されたものでないことも確認されました。
そうした亀裂の隙間の多くは、粘土が詰まっており、微生物が閉じ込められる一方で、外からの物質が侵入することもなかったようなんです。
それが大昔の地球の生命を知るヒントであるのはすでに説明した通りですが、この発見をした鈴木准教授は、地球以外の生命にも興味を寄せています。
地球だけでなく、ほかの惑星の地下にも微生物が存在するのか興味があります(鈴木庸平准教授)
たとえば、火星の岩石は一般的に非常に古い(30億〜40億年前)もので、そこに微生物が存在し、しかも生きていることが判明すれば大ニュースになることは間違いないでしょう。
NASAは、火星探査車「パーセバランス」が集めた岩石を地球に持ち帰る計画を立てていますが、その時どんな発見があるんでしょうか?
非常にロマンあふれるお話しですねぇ。
火星の岩石から微生物…。
それはもう地球外生命体ですからねぇ。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院