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2021年11月16日 [色々なこと]

ピカソとAI

お疲れ様です。院長です。

11月16日の火曜日でございます。

11月も半ばを過ぎ、いつのまにか秋から冬へ移ろってしまいましたね。

年々、秋が短くなってる気がしてましたが、今年はまだ長かった方ではないでしょうかね。

そんな秋の終わりに、芸術的なお話しでもしてみたいと思います。

わたくし院長、絵心もゼロですし、芸術的なものとはホントに無縁なんですが、それでもこの画家の名前と作品は知っています。

世界一有名な「ピカソ」です。

まぁ、世界一有名かどうかは知りませんけど、有名な画家でしょう。

ピカソは、生涯におよそ1万3500点の油絵と素描、10万点の版画、3万4000点の挿絵、300点の彫刻と陶器を制作したと言われています。

今回は、そのピカソの作品にAIがチャレンジしました。

チャレンジしたといっても、絵を描いたわけではありません。

今やAI(人工知能)は芸術部門でも様々な成果を上げています。

2018年、AIが描いた絵画が世界的な芸術賞(ルーメン賞)を受賞したり、燃やされたクリムトの絵を復元したりと、その活躍は目覚しいものがあります。

今回行ったのは、AIにより、パブロ・ピカソの絵画「盲人の食事」の下に描かれた絵を再現することだったんです。

その絵は、ピカソがキャンバス代を節約するために塗りつぶしたとみられる未公開作品で、裸婦画であることが判明したんだそうです。

これはちょっとロマンがあるでしょ?

ピカソもキャンバス代をケチってた時代があったんですねぇ。

現在「The Lonesome Crouching Nude」(寂しげな裸婦)と名付けられているその絵画は、パブロ・ピカソの絵画「The Blind Man's Meal(盲人の食事)」(1903年)の下に隠れていました。

「盲人の食事」の絵の下に別の絵が隠されていることが発覚したのは2010年のことでした。

蛍光X線の画像処理によって裸婦の絵が描かれていたことが明らかになったわけなんです。

まぁ、この手の実は下地に絵が隠されてましたってのは、たまに発見され、背景なんかの場合、復元作業が施されたりすることもあります。

が、完全にキャンバスを塗りつぶした形だと、そういうわけにもいきません。

そこでイギリスのロンドンを拠点とするアートテクノロジー企業Oxia Palusが、AIによる再現に着手。

およそ118年間も人目に触れることがなかったピカソ作品の鑑賞を可能にしたんです。

Oxia Palusが行った作業工程はこの映像でわかります。

最初に映っているのが「盲人の食事」の絵画で、盲人の食事に画像処理技術を使い、その絵画のラフスケッチを作成しました。

その後コンピューターが、当時ピカソが描いていた絵のタッチをもとに残りの部分を再現。

さらに完成した画像をキャンバスに3Dプリントしました。

こうしてできあがった「The Lonesome Crouching Nude」は実際の油絵によく似ているそうです。

さらに研究チームは、この絵とよく似た裸の人物画がピカソの別の作品「La Vie(人生)」(1903年)にあることに気づきました。

そこからチームは、その頃のピカソはまだ売れない画家で新しいキャンバスも買えないほど困窮していたため、古い作品を塗りつぶしては別な作品を描いていたのだろうと推測しているわけです。

ピカソの死から48年、この絵画が隠されてから118年が経っています。

この作品が明らかになったことをピカソ自身が喜んでるかどうかは微妙ですけどねぇ(笑)

だって、失敗作やし塗りつぶしたんでしょうし、それを再現されるって一体どんな気持ちなんでしょう。

ですが、没後48年経った今でも、知られざる作品で脚光を浴びるパブロ・ピカソですが、つねに新たな表現を模索していたピカソもよもや自分のタッチを再現するAIの登場など、考えもしなかったにちがいないでしょうしね。

既にバンクシーに似せた作風で描くAIも登場しています。

もしかしたらこの先、ピカソに似せた作風でオリジナル絵画を描くAIが登場しちゃうかもしれないですね。

となると、もう芸術って分野がどこに向かうのか分からない気もしますが、まぁ、わたくし的にはどっちゃでもいいかと…(笑)

絵の良さなんて1mmも分かりませんし、ましてや絵を描くなんて行為、小学校の低学年以来行ってませんしね。

そして、今まで一度も、絵を完成させられたことがないです(笑)

大体、写生とか図工とかの授業で、絵を描かされるんですが、まず下絵を描いて、それから絵の具で色を塗ってって工程ですが、時間内に出来たことはないですなぁ。

完成しなかった場合、持ち帰って仕上げるよう、お達しが出るんですが、そんなもん、いつか忘れられますから…。

そんな子供の頃の思い出がよぎりましたね。

てことで、遅めの芸術の秋にそれっぽいお話しでした。

ではまた〜。






京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院


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