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2021年10月26日 [からだのこと]

逆ワクチン

お疲れ様です。院長です。

10月26日の火曜日でございます

10月も残すところあと5日となりました。

だいぶ寒くなってきましたかね。

これからいよいよ冬が来るなぁ。

コロナもジャカジャカ感染者が減り、なんか嘘のように収束が見えてきました。

日本でも、コロナワクチンの接種率が2回接種で、65%近くまでのぼり、かなりいきわたってる感はありますね。

ですが、同時にワクチンの効果についても、色々分かってきているようで、2回目接種後、6ヶ月くらいでかなり効果が落ちるとか…。

そうなると、3回目、4回目とワクチンを打ち続けないといけないのか、そうなると副反応や後遺症といったものが、さらにクローズアップされていきます。

実際、このコロナワクチンに関しては、エビデンス的なものがないわけで、10年後、20年後に何か起こるかもしれません。

それは致し方ないところだと思いますね。

薬やワクチンには必ずなんらかの副反応、副作用が生じます。

ですが、そのリスクを負ってでも効果がある故、使われるわけですよ。

そして、この感染者数の減少を考えれば、リスク以上の効果があるとみて間違いないでしょう。

多分。

知らんけど(笑)

的なワクチンの話から、今日は「逆ワクチン」なるもののお話をしたいと思います。

人間の免疫系は、体内に侵入してきた細菌やウイルスなどの病原体やがん細胞などの異物に反応して撃退してくれます。

ですが、時に無害な物質や、有益な物質に対しても異物と勘違いして攻撃してしまうことがあります。

そこで開発されたのが、攻撃してほしくない物質に免疫系が手を出さなくなる、ある種の「逆ワクチン」なんです。

逆ワクチンは、免疫系が有益な薬の効果を消すことを防いでくれたり、アレルギーや自己免疫疾患の治療にも応用できるかもしれないそうなんです。

免疫系は素晴らしい防御力を発揮するわけなんですが、その分、よく勘違いをしてしまいます。

薬や食品などに含まれる有益な物質まで攻撃することがあるんですね。

これは薬の効果を低下させたり、アレルギーの原因になったりしてしまいます。

免疫系がうっかり体の細胞を攻撃するようになれば、自己免疫疾患を引き起こすことさえあるわけです。

ワクチンはあらかじめ、毒性を弱めたり、なくしたりした病原菌を体内に入れることで、それに対する免疫系の反応を強化し、病気になりにくくするものです。

今回発表された「逆ワクチン」は、まさにその逆で、免疫系の反応を弱め、攻撃してほしくない対象を守ることができるシロモノなんです。

米ニューヨーク州立大学バッファロー校のグループが研究テーマにしたのは、免疫系の過剰反応によって治療効果が弱まりがちな「血友病A」と「ポンペ病」です。

血友病Aは、血栓がうまく形成されない病気で、治療には「血液凝固剤」が使われますが、しばしば免疫系によって効果が弱められてしまいます。

一方、ポンペ病は、「GAA」という酵素が不足するせいで筋肉が弱くなる遺伝性疾患です。

「酵素補充療法」が有効ですが、ほとんどの場合は免疫系によって酵素が破壊されてしまいます。

これまでの研究では、「リゾホスファチジルセリン(LysoPS)」という脂質が、免疫系の勘違いから薬を守ってくれるらしいことが判明していました。

これを薬と一緒に投与すると、免疫系がその侵入を大目に見るようになるのだとか…。

そこで研究グループは、細胞がこの脂質を取り込みやすいように、LysoPSをナノ粒子化したものを開発しました。

これが逆ワクチンとなるようなんです。

効果を確かめるために、血友病Aのマウスに、治療薬とLysoPSナノ粒子を一緒に投与。

するとマウスの75%で、血液凝固剤への抗体が作られなかったという結果が出ました。

同じようにポンペ病のマウスにも、酵素補充療法と同時にLysoPSナノ粒子を投与。

こちらでも酵素に対する抗体が形成されにくくなることが確認されました。

論文の筆頭著者によると、薬の効果を低下させる抗体を消すよりも、そもそも抗体が作られないようにする方が、効果的な治療戦略と考えられると…。

こうした治療法は、アレルギー、自己免疫疾患などの治療にも応用できるだろうとのことです。

アレルギーといえば、代表選手に「花粉症」という厄介な病気があります。

この花粉症も、免疫系の「誤作動」に近いものですから、この病気が治るとなると、世界中から絶賛されるでしょうねぇ。

ま、わたくし院長、花粉症ではないんですが、辛い人を毎年見ているので、無くなってほしいです。

ではまた〜。





京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院


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