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2021年09月20日 [からだのこと]

オルカノイドの眼

お疲れ様です。院長です。

9月20日の月曜日でございます。

本日は、敬老の日ってことでお休みでございますな。

9月はあと秋分の日もありますし、またまた休みが多いよねぇ。

で、来月10月は祝日ナシと…。

バランスよバランス。

まぁ、年間数は変わらないんでしょうけどね。

でも今は、まとめるより、毎月あるほうが良いような気もしますよね〜。

連休があると、どうしても人が出てしまいますしねぇ。

てか、今はまだ緊急事態宣言中ですし、ステイホームが基本ですからね。

ってことで、今日もネタにいくわけですが、本日のネタは、サイエンス&テクノロジーの最先端なネタでもお送りしたいと思います。

なんと、人工培養したミニ脳にしっかり見える「2つの目」を作り出すことに成功したんだそうです。

人工培養だとか、ミニ脳とか…

テクノロジーの進化は、我々の創造をはるかに超えてきてんですよねぇ。

実際に、実験室レベルでは、小さいながら本物の構造や機能をそのまま再現した、3次元の小さな人工臓器が次々と作り出されています。

これらのミニチュア人工臓器はオルカノイドと呼ばれているそうなんですが、ドイツの研究グループは、人間の幹細胞から培養したミニ脳(脳オルカノイド)から史上初めて、2つの目を発達させることに成功したそうなんです。

もちろん、それはただの飾りなどではなく、しっかり機能して、光を受けたという信号を脳に送ることができるんです。

この研究は、胎児の目の発達や、目の病気の治療法などを研究するモデルとして利用できるとのことです。

まぁ、ミニチュアの脳にミニチュアの眼ですから、もうこりゃミニチュアの「ヒト」が出来上がってしまうのも時間の問題ですなぁ。

ミニチュアのヒトとか…。

まぁ、倫理的な問題は置いておいたとすれば、脳をもったミニチュアのヒトなんか出来れば、見てみたいし家に置いておきたいですよね(笑)

会話も出来るかもしれませんし、目が見えるわけですから、そりゃ色々役にも立つでしょうし…。

とか言う、空想が現実化してきてるって事ですもんね。

ほんと、科学の進歩は凄まじいです。

とは言え、人間の脳は、自然界が作り上げたもっとも複雑な器官の1つと言われています。

その仕組みを理解するために、科学者は人間の幹細胞から小さな脳を培養しているわけです。

こうした本物そっくりの3次元ミニチュア臓器を「オルガノイド」といいます。

脳だけでなく、肝臓や涙腺、さらにはヘビの毒腺など、さまざまなオルガノイドがあり、各器官の発達や病気、薬の効果などを調べるモデルとして使うことができます。

脳オルガノイドに2つの目を発達させることに成功したのは、ドイツ、デュッセルドルフ大学病院をはじめとするグループです。

同グループは、4名のドナーから幹細胞を入手し、従来の方法に少し手をくわえて314個の脳オルガノイドを作成。

その72パーセントには「眼杯」(目が発達するプロセスでできる器官)が形成されていました。

眼杯は、脳オルガノイドの培養開始からおよそ30日ほどで構造が出現し、50日以内に成熟したそうです。

研究グループによると、これは人間の胎児が網膜を発達させる時間に近いのだという話しです。

形成された目は原始的なものですが、脳の前に左右対称で並んでおり、きちんと機能します。

さまざまなタイプの網膜細胞が含まれており、神経ネットワークも発達しています。

光を受ければ、それに反応して脳に信号を送り、レンズの部分や角膜組織も形成されているそうです。

これまでも幹細胞から目をつくろうと試みられたことはありましたが、それは網膜の形成のみを主眼としていました。

今回のように、眼杯などの3次元構造があり、しかも機能する形で脳に統合されているものはこれまでなかったそうです。

研究の中心人物であるジェイ・ゴパラクリシュナン氏は、原始的ではあっても、光に反応し、各種細胞が備わった体内の器官と同じ感覚構造を脳オルガノイドで再現できることを示したとコメントしています。

脳オルガノイドは、胎児の発達段階における脳と目の相互作用の研究、先天的な網膜の病気、個人の網膜細胞に合わせた薬や移植治療の開発などに役立つとのことですから、今後に期待出来ますね。

まぁ、素人的には、単純にミニチュアが作れるなら、本物もつくりゃいいのにって簡単に思ってしまいますが、近い将来、人工臓器の世界も激変していくんでしょうね。

そして人類は、「機械の体」にまた一歩、近付いていくわけです。

ではまた〜。





京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院


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