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2021年07月09日 [日々のこと]

(続)(続)ベテルギウス、ベテルギウス、ベテルギウス

お疲れ様です。院長です。

7月9日の金曜日でございます。

いや、梅雨だねぇ〜。

ここ数日の雨の降り具合、湿度の高い暑さ、まさに梅雨。

いつも通りだと、後1週間位でしょうかね…。

梅雨が明ければ夏ですから、もう少しの辛抱です。

そんな夏前なんですが、今日のネタは冬のお話しです(笑)

このブログでも数回にわたりお伝えしてました謎の恒星「ベテルギウス」。

このたび、その「謎」がついに解明されたんだとか…

2019年9月から20年初頭にかけて、オリオン座の一角にある赤色超巨星「ベテルギウス」の明るさが35%も陰るという原因不明の減光現象が観察されていました。

ベテルギウスはすでに最盛期を過ぎた星ですので、そのため爆発して超新星になる予兆ではと大きな話題になったのをご記憶の方もいらっしゃるかもしれません。

この件に関しては、2020年1月2020年3月に、ブログに書いてるんで詳しく知りたい方は読んできてください。

掻い摘んで話すと、冬の星座の代表選手、「オリオン座」のベテルギウスって星がですね、ここ数年で、どんどん輝きが弱ってきてるって話でした。

変光星といって、星の明るさ(光度)が変わる星ではあるんですが、徐々に暗くなっていってて、このまま超新星爆発を起こすんじゃないかって話題になってたわけです。

で、その続編として超新星となって大爆発するんじゃないかと思われてた「ベテルギウス」が、徐々に復活しだしてるぞってお話しでした。

つまり、暗くなったかと思えば、また少し明るくなったってことなんですね。

で、今回はついにその原因が判明したようなんですな。

このほど、ヨーロッパ南天天文台の超大型望遠鏡VLTによってとらえられた一連の鮮明な画像の分析結果が、発表されました。

それによると、これまで予測されていた通り、ベテルギウスが放出したガスが固まって塵となり光を遮ったという説明がもっとも妥当であるということなんです。

赤色巨星はもともと不安定な恒星です。

太陽の8〜35倍もの質量があり、激しく燃え盛ります。

そのために寿命も短いと言われています。

ベテルギウスは800万〜850万歳だと考えられているそうなんですが、すでに100万年前に最盛期が過ぎています。

一方で太陽は46億歳ですが、まだ寿命の半分が過ぎた程度なんだとか…。

そんなベテルギウスが膨張して赤色超巨星になったのは4万年前のことで、核内にあった水素はもう使い果たされており、現時点ではヘリウムが核融合を起こして炭素と酸素が生成されているそうなんです。

またベテルギウスの核が収縮したことで、核の周囲に水素が集まり、殻のようなものが形成されています。

この水素の殻はヘリウムと融合し、ヘリウム核融合の燃料となるんだとか…。

ですが、やがて熱と圧力が失われ核融合を続けられなくなれば、まるでもう1つの太陽が出現したかのように明るく地球を照らす超新星爆発を起こします。

そして中性子星かブラックホールのどちらかが残されると…。

ベテルギウスはおそらく10万年以内に超新星爆発を起こしてその一生を終えることが予想されており、近年ではベテルギウスの大幅な減光が見られいよいよ爆発の兆しか?と思われてたわけですね。

こうしたプロセスを経て星が超新星になる前、核の内部で融合した重元素が周辺の宇宙に放出されます。

これについて現状ではあまり理解が進んでおらず、何が引き金となってそのようなことが起きるのかはわからないままなんです。

それでも、ベテルギウスが実際にガスを放出したこと自体は、昨年ハッブル宇宙望遠鏡によって観測されています。

そうしたガスの雲がベテルギウスの前を横切ったようなんです。

奇しくも、そのときベテルギウスの一部の温度が低下していました。

そのために、シリコンなどが含まれるガスが凝縮・硬化して塵に変化したわけです。

パリ天文台のミゲル・モンタルジ氏らの分析によれば、これが星の光を遮ったと考えるのが、減光の原因としてもっとも妥当であるそうなんです。

研究グループは、今回の発見によって、ほかの赤色巨星でも同じような質量の喪失を検出しやすくなるのではないかと期待しています。

いずれにせよ、ベテルギウスはまだ健在なようですわ。

星が太陽のように明るくなる超新星爆発なんてもん、死ぬまでに見れるなら見たいもんですが、これにより、オリオン座の形が変わってしまうってのも寂しいですしねぇ…。

オリオン座…

分かります?

これです。

この形で、ベテルギウスが欠けちゃうとねぇ…。

ま、とにかく当分は大丈夫そうなんで、みなさんも冬の夜空を見上げてみて下さい。

しばらく先ですけど。

ではまた〜。


030709


京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院


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