2021年05月11日 [動物のこと]
ハイブリッド ピズリー
お疲れ様です。院長です。
5月11日の火曜日でございます。
さぁ、ボチボチ休みボケも解消され、本気モードに入ってますかな。
徐々に暖かく、いや暑くなってきてますし、次は梅雨入りどうのこうのって季節になっていきますね。
桜が咲いてから、急に寒くなったりで暖かくなりだしたのは遅かったんですが、ここからは早いでぇ。
近年、夏の暑さが尋常じゃなくて、さすがにこりゃ温暖化進んでるわ〜って印象をもちますが、実際ヤバイんですよね。
最近、このブログで取り扱うネタのナンバーワンも気候変動問題ですもんね。
地球温暖化に伴う、気候変動によってあーなったこーなった、ああなるこうなるってなお話しは、ネタにつきません。
で、今日のお話しもその気候変動がもたらしたお話しで、気候変動の影響で、ホッキョクグマとハイイログマの異種交雑が進み、ハイブリッド種「ピズリー」が続々誕生してるってなお話しです。
アメリカで、ハイイログマ（グリズリーベア）とホッキョクグマのハイブリッド種「ピズリー（pizzly）」が初めて目撃されたのは2006年のことだそうです。
気候変動が原因で、北極圏に生息するホッキョクグマが絶滅の危機に瀕していることは今や周知の事実です。
餌の減少によって内陸に後退したホッキョクグマが、アラスカに向かって北上したハイイログマと出会い、交雑（交配）して生まれたピズリーが、続々と増えているということです。
地球温暖化が進む地球の中でも、特に北極圏における影響は深刻です。
現在のIUCNレッドリストによると、ホッキョクグマは「危急」（レッドリストは下から、「未評価」「データ不足」「低懸念」「準絶滅危惧」「危急」「危機」「深刻な危機」「野生絶滅」「絶滅」）に分類されていますが、これは気候変動が生息地の変化を引き起こし、最大の脅威となっているからです。
そのため、ホッキョクグマは内陸に後退し、一方では、内陸に生息するハイイログマも温暖化によりアラスカに向かって更に北へと移動しているわけです。
そんな両者がアラスカで出会い、交雑（交配）して生まれたのがハイブリッド種のピズリーベアというわけです。
因みにこんな感じのハイブリットちゃんです。
この画像の写りもあるでしょうけど、ホントに見事にハイブリッドしてますなぁ(笑)
温暖化が進む世界で、ホッキョクグマの食生活がどのように変化しているのかを調査してきた古生物学者のラリサ・デサンティス氏率いる研究チームは、ホッキョクグマは過去1000年の間、アザラシの肉を主食とした食生活を続けてきたと考えられています。
ホッキョクグマは、アザラシを主食とし、その脂肪や肉を食べて生活してきました。
ですが、アザラシを含む海氷動物も減少しているため、ホッキョクグマにとって近年は脂肪分のある食べ物を得ることがますます困難になっています。
新しい交雑種、ピズリーは、気候変動に対して柔軟性があり、暖かい気温に適していると推測しており、今後の温暖化の世界に適応して生きていけるのではないかと考えられています。
研究チームによると、1000年前を生きたホッキョクグマは、中世の温暖化の時代に生きてきたとされていますが、異なる時期のホッキョクグマの歯を調べると、どの時代にも硬い食べ物を食べていなかったことが判明したといいます。
また、ホッキョクグマとハイイログマの口の分析も行った結果、ハイイログマは動物の死骸や植物塊茎などの硬い植物を食べるのに適した歯の作りで、犬歯が小さく大臼歯が大きいこともわかりました。
更に両者の頭蓋骨の比較では、それら特徴の組み合わせが現代の生活により適した交雑種を作ることができるということも発見。
今、転換期に来ているホッキョクグマは、好んでいない硬い食べ物を消費することを余儀なくされる状況にあるわけです。
交雑種であれば大量の脂肪分を摂取する必要もなく、温暖化に適した食生活を柔軟に取り入れることが可能になるのではと期待されています。
とまぁ、このピズリーベアが生きていけるであろうことは非常に良い事だと思うんですが、これでは結局、ホッキョクグマとハイイログマの純血種がドンドン減っていきますしねぇ…。
ハイブリッドと純血種が、ほどよいバランスで共存しあえれば一番良いんですが、それも含めてこれら全てが人間がもたらしたことだと考えると、やはりなんとかしないとね。
この温暖化、気候変動問題の最後はいつもなんとかしないとねぇ…的な文言で終わってますが、ホントに何とかしないとね。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
5月11日の火曜日でございます。
さぁ、ボチボチ休みボケも解消され、本気モードに入ってますかな。
徐々に暖かく、いや暑くなってきてますし、次は梅雨入りどうのこうのって季節になっていきますね。
桜が咲いてから、急に寒くなったりで暖かくなりだしたのは遅かったんですが、ここからは早いでぇ。
近年、夏の暑さが尋常じゃなくて、さすがにこりゃ温暖化進んでるわ〜って印象をもちますが、実際ヤバイんですよね。
最近、このブログで取り扱うネタのナンバーワンも気候変動問題ですもんね。
地球温暖化に伴う、気候変動によってあーなったこーなった、ああなるこうなるってなお話しは、ネタにつきません。
で、今日のお話しもその気候変動がもたらしたお話しで、気候変動の影響で、ホッキョクグマとハイイログマの異種交雑が進み、ハイブリッド種「ピズリー」が続々誕生してるってなお話しです。
アメリカで、ハイイログマ（グリズリーベア）とホッキョクグマのハイブリッド種「ピズリー（pizzly）」が初めて目撃されたのは2006年のことだそうです。
気候変動が原因で、北極圏に生息するホッキョクグマが絶滅の危機に瀕していることは今や周知の事実です。
餌の減少によって内陸に後退したホッキョクグマが、アラスカに向かって北上したハイイログマと出会い、交雑（交配）して生まれたピズリーが、続々と増えているということです。
地球温暖化が進む地球の中でも、特に北極圏における影響は深刻です。
現在のIUCNレッドリストによると、ホッキョクグマは「危急」（レッドリストは下から、「未評価」「データ不足」「低懸念」「準絶滅危惧」「危急」「危機」「深刻な危機」「野生絶滅」「絶滅」）に分類されていますが、これは気候変動が生息地の変化を引き起こし、最大の脅威となっているからです。
そのため、ホッキョクグマは内陸に後退し、一方では、内陸に生息するハイイログマも温暖化によりアラスカに向かって更に北へと移動しているわけです。
そんな両者がアラスカで出会い、交雑（交配）して生まれたのがハイブリッド種のピズリーベアというわけです。
因みにこんな感じのハイブリットちゃんです。
この画像の写りもあるでしょうけど、ホントに見事にハイブリッドしてますなぁ(笑)
温暖化が進む世界で、ホッキョクグマの食生活がどのように変化しているのかを調査してきた古生物学者のラリサ・デサンティス氏率いる研究チームは、ホッキョクグマは過去1000年の間、アザラシの肉を主食とした食生活を続けてきたと考えられています。
ホッキョクグマは、アザラシを主食とし、その脂肪や肉を食べて生活してきました。
ですが、アザラシを含む海氷動物も減少しているため、ホッキョクグマにとって近年は脂肪分のある食べ物を得ることがますます困難になっています。
新しい交雑種、ピズリーは、気候変動に対して柔軟性があり、暖かい気温に適していると推測しており、今後の温暖化の世界に適応して生きていけるのではないかと考えられています。
研究チームによると、1000年前を生きたホッキョクグマは、中世の温暖化の時代に生きてきたとされていますが、異なる時期のホッキョクグマの歯を調べると、どの時代にも硬い食べ物を食べていなかったことが判明したといいます。
また、ホッキョクグマとハイイログマの口の分析も行った結果、ハイイログマは動物の死骸や植物塊茎などの硬い植物を食べるのに適した歯の作りで、犬歯が小さく大臼歯が大きいこともわかりました。
更に両者の頭蓋骨の比較では、それら特徴の組み合わせが現代の生活により適した交雑種を作ることができるということも発見。
今、転換期に来ているホッキョクグマは、好んでいない硬い食べ物を消費することを余儀なくされる状況にあるわけです。
交雑種であれば大量の脂肪分を摂取する必要もなく、温暖化に適した食生活を柔軟に取り入れることが可能になるのではと期待されています。
とまぁ、このピズリーベアが生きていけるであろうことは非常に良い事だと思うんですが、これでは結局、ホッキョクグマとハイイログマの純血種がドンドン減っていきますしねぇ…。
ハイブリッドと純血種が、ほどよいバランスで共存しあえれば一番良いんですが、それも含めてこれら全てが人間がもたらしたことだと考えると、やはりなんとかしないとね。
この温暖化、気候変動問題の最後はいつもなんとかしないとねぇ…的な文言で終わってますが、ホントに何とかしないとね。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
