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2020年07月27日 [色々なこと]

作業記憶について。

お疲れ様です。院長です。

7月27日の月曜日でございます。

7月も月末近く、支払い週間に突入致しました。

やっぱり、まだまだコロナの影響がありますねぇ…。

つまり、暇ってことですよ(笑)

嫌になりますねぇ…。

さらにここへ来て、またジワジワと感染者も増えてきてますし、まだ当分元には戻りそうもありませんな。

当院のように個人経営をしている方は、みんな多かれ少なかれ影響は受けていると思います。

飲食関係や観光業などは、まだまだ全然元に戻る気配もないでしょうし、どうなることやら…。

わたくし的には、もう元には戻らないんじゃないかなーって気がします。

これは、コロナが無くならないという意味ではなく、我々の生活様式が変化していき、新しい形になってくんじゃないのかなと…

マスクもそうですし、ソーシャルディスタンスもそう。

今は慣れと言うレベルですが、これからはこういった様式が当たり前になっていくかもしれません。

とは言え、これまでの習慣を捨て、新たな習慣を作るのは大変なことです。

外出のたびにマスクを着用したり、他人と距離を取ったりするのは面倒で、ついついまぁ、いいかとなってしまうという人も多いでしょう。

米カリフォルニア大学リバーサイド校の心理学者の研究によると、作業記憶が優れた人ほど、社会的距離のメリットに意識が向きやすく、それを実行し、習慣化できる傾向にあるのだそうです。

逆に言えば、作業記憶が優れていない人ほど、習慣化が難しいということになるんだとか…。

なんかこんなん言うと、マスクしてない人をバカにしてるみたいですが、あくまでアメリカ人の研究ですからね(笑)

社会的距離を取るかどうかが住民の自主性に委ねられているアメリカでは、それをやらない人が、コロナ・パンデミック初期では特に目立ってました。

疫学的には感染防止に社会的距離が有効だとされていながら、それに従おうとしない人が多いのは、これまでの習慣が邪魔をするからでしょうか?

それとも違う何かがあるんでしょうか?

研究チームによると、それは習慣ではなく、作業記憶の容量が関係しているらしいんですね。

ではこの「‭作業記憶」とは何の事なんでしょう。

認知心理学における「作業記憶(ワーキングメモリ)」とは、短時間(一般に数秒)だけ心に留められる情報のことを指しています。

作業記憶として保つことができる情報量(作業記憶の容量)からは、知能・理解力・学習力といったさまざまな認知能力を予測することができると考えられています。

今回の研究では、アメリカ人850名を対象に、社会的距離を守るかどうか・そのメリットとデメリットへの理解・知能・学歴・所得・性格など、さまざまな質問に回答してもらいました(なお調査が行われたのは、米政府による国家非常事態宣言発令からの最初の2週間でのこと)。

そうした回答を分析した結果、ある人が社会的距離を守るかどうかは、個人の性格のほか、作業記憶の容量からも予測できることが明らかになったという事のようです。

研究チームによると、ある人が他人との距離を取るかどうかは、そのメリットとデメリットを勘案した上で決められるといいます。

社会的距離やマスクの着用といった、それまでとは違う習慣を身に付けるためには、作業記憶を動員してメリットとデメリットを天秤にかける面倒な意思決定プロセスを経なければならないそうなんです。

これはかなりの精神的な重労働で、なかなか過去の習慣を変えられない、あるいは変えたくないという人がいるのも当然のことかもしれないと…。

この研究結果は、感染防止対策を周知させる際、人々の一般的な認知能力まで考慮に入れる必要があることを示唆しているといいます。

たとえばメディアなどは、感染防止対策を伝えるにあたって、情報が過剰になりすぎないよう気をつける必要があります。

「メッセージは明瞭かつ簡潔であるべきです。簡単に意思決定できるようにしなければ」と研究チームは話しているそうです。

ですが、面倒なのも最初だけのことで、一度習慣として身についてしまえば、やがて作業記憶の役割は低下してきます。

それほど意識しなくても、普通にできるようになるわけですね。

研究チームは今後、アメリカ以外の国でも人々の感染防止対策に影響する社会的・心理的要因を分析する予定との事ですが、これはきっと日本人には当てはまらない気はしますね(笑)

日本人はきっとアメリカ人に比べ、素直なんだと思います。

これは良い意味でも悪い意味でもあって、素直だから「ステイホーム」できたんですが、悪い意味では、自分で考えないってことの裏返しでもあります。

いや、そんなことないぞって思う人もいるとは思いますが、日本人の政治に対する無関心さは、わたくし院長も含め、「自分で考えない」結果なんじゃないかと…

考えませんし、行動もしません。

その代わり、素直に従います。

だって、アメリカ人は、「自由の国なんだから、マスクをしない自由もあるだろ」なんて主張する人もいるんですよ(笑)

この「自分で考える」ことが、今回のコロナ騒ぎでは、裏目に出てる気もしますよね。

どちらが良いのかは、分かりませんがコロナ騒ぎに関してだけ言えば、アメリカは世界で一番、感染者も死者も出しています。

ま、アメリカ人のエネルギーは羨ましい気はしますけどね。

ではまた〜。


020727


京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院


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