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2019年11月18日 [からだのこと]

ADHDに国境はない。はず。

お疲れ様です。院長です。

11月18日の月曜日でございます。

11月も後半戦に入り、毎日寒いねぇ。

紅葉もボチボチ見頃でしょうか、いよいよ冬がはじまりますね。

まぁ、冬って季節、11月〜正月までの前半と、正月明けから2月までの後半があると思うんですが、前半はイベントとか盛りだくさんで結構好きなんですよね。

寒くなってきた〜って位から、だんだんクリスマスムードに包まれ、その後は年末感、そしてお正月と…。

間には、忘年会と名のつく酒が飲めるぞパーティーもありますし、テンション上がるんですが…。

問題は、正月明けからの後半ですよね。

しかも、寒さは後半の方が厳しかったり、大体京都でも、年に1回くらい狂ったように雪が降ったりとロクな事がありません。

しかも、正月明けから2月って、特に楽しげなイベントもないんですよねぇ。

ですから、今からその「冬」を思うと憂鬱になりますが、まぁ、それまでには楽しい方の「冬」があるけんね。

ってことで、だんだんクリスマスムードが出てきてますし、徐々にテンションも上がろうってもんですわ。

では、今日も元気にネタ突入〜ってことで、今日はADHD(注意欠陥多動性障害/注意欠如多動性障害)についてのお話を少々…。

注意力が散漫で落ち着きがなく、衝動的に行動してしまうなどの症状を持つ、ADHD(注意欠陥多動性障害/注意欠如多動性障害)は子供に多いというイメージがありますが、大人になってからADHDと診断されるケースも意外と多いのはご存知でしょうか。

事実アメリカでは大人のADHDが急増中なのだそうです。

一方で、こうした診断はどの人種・民族でも一様であるというわけではないという話もあります。

今回の研究では、ADHDと診断されるのは特に白人に多いとのことなんです。

何故かアメリカでは、ここ10年でADHDと診断された大人が600万人にものぼるそうなんです。

大人になると診断されないまま見過ごされていることもしばしばなので、実際にはもっと多い可能性もありますね。

アメリカの大手健康保険機構カイザーパーマネンテの研究グループが成人520万人と子供85万人のデータを調べたところ、2007年1月から2016年12月までの10年で、成人のADHDは2倍にも増加し、全体の1パーセント近くに達していることが判明したそうなんです。

その原因は、大人にもADHDがあるという認識が広まったことだと考えられますが、より深刻なのは特定の人種や民族によって診断の偏りがあったことなんです。

人種や民族にかかわらずADHDと診断される大人は増えているのは事実ですが、黒人(0.69%)やネイティブアメリカン(1.14%)、あるいはラテン系(0.65%)やアジア系(0.35%)に比べ、白人でそう診断された割合は1.42%と突出しているんですね。

この統計を見ても、我が日本ではまだ大人のADHAが認知され切ってないということもありますが、アジア系の発症はかなり少ないんですよね。

研究チームのボスである、ウィンストン・チュン氏によると、今のところこのような偏りが生じる原因ははっきりせず、今後も引き続き調査をする必要があるとのことです。

しかし可能性としては、メンタルヘルス関連で診察を受ける傾向の違い、ADHDの検査の違い、文化の違い、あるいはADHDやその症状について良く知っているかどうか、知識や認知度の差異といったものが考えられるということです。

また、ADHDと診断されるのは女性より男性の方が多いことが改めて確認されたほか、大人では18〜24歳、離婚歴がある、大卒といった条件の人に多いことも明らかになったんだって。

更に、ADHDと診断された人の多くは、摂食障害、うつ、双極性障害、不安症といった症状を持っていこともわかりました。

最近日本も大人のADHDに関する認知の度合いは高まってはいますが、まだ気軽に病院にいけるような環境ではなく、またきちんと診断している病院数も限られているので、生きづらさを感じながらも日々を過ごしている人もかなりの数がいると思われます。

やはり、アジア系に発症が少ないのは、それを知らないだけかもしれませんよね。

日本でも認知度が上がってきたとはいいますが、認知されてきただけで、発症数などはデータすらないのが実情です。

ですから、日本の場合、ADHAと気付かずに日々過ごしている人々が、かなりいるでしょう。

その人達にとっては生きにくい世の中なのかもしれません。

ですが…。

日本でADHDがキチンと認知され、治療できる機関が整備されるまでには、まだまだ時間がかかるはずです。

つまり、その間に患者はドンドン増えちゃうわけですよね。

アメリカで600万人以上の患者がいるんですから、日本にも相当な数がいるはずですし、ここ10年でその数は何倍にも膨れ上がるわけです。

で、どうしろと…

それはわたくしにも分かりません(笑)

ですが、まず知ることが大事です。

ですから、このブログを読んで下さった方だけでも、そんな病気がある事を知ってもらえればそれだけでも前進やしね。

ではまた〜。



nayamu



京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院


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