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2018年03月12日 [色々なこと]

てんとう虫の歌。

お疲れ様です。院長です。

3月12日の月曜日でございます。

今日あたりから卒業式だって学校も多いかと思います。

卒業される方々、おめでとうさんです。

まぁ、卒業と言う位ですから、学生さんなわけで高校卒業、大学卒業、色々あるでしょう。

次の進路もまだ学生って方は、それほど変わらないかもしれませんが、卒業し来月から社会人って方は、今までとはすべてが変わっちゃいます。

慣れるまで色々しんどい事の方が多いと思いますが、それを楽しむ位の気持ちで、のんびり頑張って下さい。

だって大卒〜就職の方でも40年近くこれから働くわけで…

焦ったって仕方ないですからね。

徐々に慣れていきましょう。

って感じで今日も始まりましたが、今日のネタはそんな新社会人には何の関係もない話。

これから、春はイチゴの季節ですよね。

ちょうど今年は、冬季五輪の女子カーリングチームが、ハーフタイム中にイチゴ食ってたのなんので話題にもなってましたし、イチゴの小ブームがきてるようなんですが…

近年、そのイチゴの出荷が、ジワジワ減ってるらしいんですね。

その主な原因はアブラムシなどの害虫で、約2割も出荷できない状況だそうです。

そうなると農家の方も大ダメージを食らうわけで、こりゃなんとかしないとってことで、そんな農家を救うべく登場したのが今日の主役です。

このヒーローは、「テントウムシ」なんですが、ただのテントウムシではなかったんです。

てことで、とりあえず話をもどして、アブラムシなどの害虫が、葉や茎を食べることで生育が悪くなったり、害虫が実を傷付けたことで変色してしまったりして出荷できないイチゴが増えてるわけで、当然この害虫の駆除が必要なわけですよね。

そこで、農家の方々が導入したのが「テントウムシ」なわけです。

何とこのテントウムシ、アブラムシを一日約100匹捕食し、駆除してくれるといいますから、なかなかの大食漢。

ですから、1平方メートルあたり2匹程度投入するだけで、アブラムシから農作物を守ってくれるという優れものなんですよ。

と、ここまでは良いんですが、このテントウムシ、少し難点があるんですね。

その難点とは、テントウムシは、高い所に登ると飛び立ってしまう習性があるんだそうで、その場所に居ついてくれないことなんですよね。

つまり、どこか遠くへ行ってしまうと…。

まぁ、虫やしねぇ…。

「このイチゴ畑でアブラムシ食っててね」ってお願いしても、飛んじゃうもんは飛んじゃいますし、そのたびに新しいテントウムシを導入しなきゃいけませんし、そもそもそんな監視してられませんよね。

そこで、登場するのが今日の主人公、「飛ばない」テントウムシってやつなんです。

飛ばないテントウムシとは?

一体、どういうことなのでしょう。

この害虫駆除用のテントウムシを開発したのは、千葉県立農業大学校「病害虫専攻教室」・清水敏夫先生という方で、テントウムシの羽に樹脂を付けて飛ばなくしているそうなんですよ。

樹脂を付ける?

つまり、テントウムシは重くて飛べないって事か、もしくは羽が固まって飛べないのか…

まぁ、昆虫やからええかもしれんけど…

本来、飛ぶヤツを飛べなくするとか、なんか人道的じゃない気がするなぁ〜とか考えちゃいますが、なんとこの樹脂、テントウムシや作物には全く無害で、繁殖や捕食能力などには影響はなく、しかも約2カ月で剥がれ、再び飛べるようになるらしいんですよ。

そりゃすごい。

これなら、許せる(笑)

逆に、テントウムシはこの2ヶ月間、飛ぶことも忘れ、アブラムシを食いまくれるわけじゃないですか…。

そして樹脂が剥がれたら、好きなトコに飛んでいくと…

まったく素晴らしいこのテントウムシ、研究を発表したところ、世界的にも注目されだしたわけなんです。

今後の農業は、テントウムシなど天敵の力を借りたもの、農薬をなるべく減らして他の生物にも優しい農業が求められてくるのではないかという考えから、この研究に着手されたらしいんですが、これはいいよねぇ〜。

イチゴも守られるうえに、農薬も減らせるとあっては、まさにこれからのやり方って感じがします。

大体、こういったサイエンティストネタの場合、どこかで批判して終わるのが通常でしたが、今回は是非とも頑張ってこの研究を完成させていただきたいと言う感じの前向きなオチで終われますね。

自然は自然のままが一番ですよ。やっぱり。

このネタも続報が入れば、お知らせしていきたいと思います。

ではまた〜



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京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院


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