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2017年09月14日 [動物のこと]

ペットアレルギー。いや、ペットのアレルギー(笑)

お疲れ様です。院長です。

9月14日の木曜日となりました。

このブログの書き出しは大体、季節ネタからはいっていくんですが、少し秋めいてきたのと、台風が来とるらしいねぇ…。

今週末から世間では、3連休なんですがどうもお天気が悪いようで…

台風による甚大な被害が起こらない事を祈りつつ、今日は久々の動物ネタでもいってみようかと…

欧州アレルギー臨床免疫学学会によると、我々人間だけでなく、犬や猫などの哺乳類はアレルギーを発症するおそれがあるんだそうです。

基本的に、アレルギーやその他の自己免疫症状の数は世界各国で急上昇中です。

言われてみれば、わたしの子供の頃はシックハウスとか無かった気がしますし、あってもごく稀な症状だったよねぇ…。

アトピーや花粉症もしかりで、近年免疫力が弱まってるのかなんなのか、色々なものにアレルギー反応を起こしてしまいます。

で、そのアレルギーなんですが、原因についてはっきりとしたことは分かっていませんが、いきすぎた清潔志向や加工食品が微生物の生態系を破壊している可能性が示唆されてはいます。

だが、そうなると、その反応が出るのは人間に限ったことではないということも言えますねぇ…。

報告の著者であるウィーン獣医医学大学のイザベラ・パリ=ショール博士によれば、人間だけでなく、基本的にあらゆる哺乳類が免疫グロブリンEを作れるため、アレルギーを発症するおそれがあるという。

また聞きなれない言葉が出てきましたが、この免疫グロブリンE(IgE)とは体がアレルゲンに接触したときに放出される抗体と思って下さい。

これは本来、自分自身の身体を守るものですが、その体がアレルギーを持っている場合、免疫系が小麦や卵あるいはピーナッツや海産物といった無害な食材を毒と勘違いしてしまう原因でもあるわけですね。

で、このIgEがあふれ出ると、じんましん、呼吸困難、悪心、アナフィシラキーといった症状が引き起こされるわけですよ。

そして、ほとんどのアレルギー持ちの人は必要に迫られて病院に行き、そう診断されるわけです。

あなたは○○アレルギーですから、その食物を食べてはいけませんと…

しかし動物にそうした選択肢はありませんよね。

今回のペットの食品アレルギーについての認知度を調べた調査からは、アレルギー反応の発見が難しいことが判明しました。

そりゃ、ペットはしゃべれないしね。

痒いとか言えずにバリバリやってても、飼い主はノミでもいるのかしらと思っちゃうだけでしょう。

ですが、動物のアレルギー診断は、患畜が自分の症状を訴えることができない点を除けば、人間のそれとそう変わらないといいます。

獣医は除外食を用いて問題の原因となっている食品を探すわけですが、この間、動物は獣医の処方に従った餌を与えられ、危険なアレルギー性反応が生じないことが分かった時点で、徐々に通常の餌を増やしていく。

人間のアレルギーの場合、最良の治療法は問題を引き起こす食品を食べないことですが、市場に流通しているほとんどのペットフードは穀物、肉、大豆製品で作られています。

ですから、これらにアレルギーがある犬猫なら、もう大変ややこしいことになるわけですな。

ですから、現在ペットのアレルギー治療薬の研究が進められており、すでに最初の臨床フェーズのいくつかを無事パスしているそうです。

しかし市場に流通するようになるまでは、なお数年がかかる見込みらしいので、今飼っておられるペットにもしアレルギーがあるなら、その食物を遠ざけてあげることしかできないわけですよね。

まぁ、人間にアレルギーが増えてるわけですから、共に生活してるペットに同じような反応があっても、言われてみれば不思議はないですよね。

というわけで、だからどないせいっちゅうねんって感じの終わり方ですが、まぁまだ研究半ばってことで、まずはペットにもアレルギーがあるんだよと理解しておきましょう。

そして、あなたの家のペットたちが、何かを食べた時に痒がったり、ムズがったりまたは気分が悪そうにしていたら、一度獣医に相談してみるといいかもしれません。

分かっていれば、その餌をあげなきゃいいだけですから、まぁ防ぐことはそれほど難しくないと思いますから…。

人間ともども、アレルギーが増え続けていけば、この先どうなってくんだろう的な不安はありますが、まずは知ることからですからね。

今日から、ペットたちの食事風景と、エサの内容に注意してみてやってください。

ではまた〜



kaku



京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院


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