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2017年09月11日 [からだのこと]

フリーズドライ・ウイメン

お疲れ様です。院長です。

9月11日の月曜日です。

あっという間に、9月も1/3が終了ですねぇ…

少し秋っぽさを感じる日もありますが、まだ残暑厳しい感じです。

ほんと、体調を崩しておられる方多いんですよね…。

みなさんも気をつけて下さいね。

ってな感じで始まりましたが、今日は先週も登場したあのネタいってみましょう。

そう、残暑にはもってこいの涼しいを通り越して、寒く冷たい話…。

クライオニクスという言葉をご存知でしょうかね?

当院では、クライオセラピー施術というのを行っておりますが、これは冷却する治療で、特に急性期の炎症には効果絶大です。

と、似たような言葉ですがクライオニクスとは、「人体冷凍保存」という意味らしく、いつの日か蘇らせることができるという希望をもって、亡くなったばかりの遺体(あるいは心肺停止ほやほやの脳だけ)を極低温で冷凍させて保存することを言います。

もちろん、真剣な科学探究のテーマであると同時に、SFによく登場することから、疑似科学、都市伝説とかともいわれています。

ですが、このブログでも何度も紹介している「アルコー延命財団」等、このクライオニクスに全力を尽くしてる方も少なからずおられます。

つまり、何としても冷凍保存〜解凍させようという研究を日々行われているとともに、すでに冷凍保存を施されている人もたくさんいるわけです。

昨年は、イギリスで14歳の少女に未成年初となる人体冷凍保存が施されました。

そしてこのほど中国で初となる遺体冷凍保存例が登場しました。肺ガンで亡くなった奥方を、旦那様が冷凍保存処置のためにその亡骸を提供したそうです。

この夫婦はかねてから、社会に還元できる科学のために献体しようと決めていたというお話で、夫によると、生命を保存するプロジェクトとして冷凍保存の考えを最初に説明されたといいます。

この女性の遺体は、山東省済南の銀豊生命科学研究院で処置され、2000リットルの液体窒素の中にうつぶせに安置されているそうです。

因みにこのプロジェクトは、銀豊生命科学研究院と山東大学斉魯病院が、アルコー延命財団のコンサルタントと共同で行っています。


涼しい話ですねぇ…

休息冷凍ですから、涼しいなんて感じる間もなく凍ってしまうんでしょうけど、まぁ遺体やしどっちでもいいか…(笑)

このところ関連記事を目にすることが多く、この分野もいよいよ新しいステージに向かうんやろかと期待させられますね。

ですが、このプロジェクト自体、クリアしなければいけない問題が多すぎるんですよねぇ…。

まず、冷凍してそれを解凍するっていう一番根本の技術はもちろん、死者(遺体を冷凍するわけやしね)を蘇らせるって考えは、まず大丈夫なのかね?

例えば、この技術が確立したとして、日本で行うことは可能なのかどうか…

まず、日本の場合、死人が出るとその人は、死亡として抹消されるわけですよ。

当然、戸籍なんかもなくなりますし、この世からいなくなります。

で、日本の場合、火葬が義務付けられていますので、まずそこをクリアしなければいけませんが、これをクリアしたとして仮に未来に蘇ったらどうしましょう?

想像での話ですが、蘇るわけから、その当時の記憶なんかも残っている可能性が高いです。

そして、50年後に蘇ったとして…

まず、この人はどこの誰?扱いされるんでしょうか…。

記録的には50年前に死亡しているわけですから、この人はもうどこの誰でもありません。

つまり、戸籍もないし、名前もないってことになりますよ。

まず、この問題をどうクリアするんだろ?

あくまで院長調べですが、この冷凍保存を受けているってか、保存されている日本人もお一人いるそうです。

で、この日本人も、先ほどから登場している「アルコー延命財団」に保存されています。

この財団は、アメリカにあり、仮にアメリカ国内での蘇生としても問題は発生するでしょうしねぇ…。

そういう部分を先にクリアしないと、保存されている約300体ほどのご遺体は、結局冷凍のままってことになりかねないですよねぇ…。

先週の話でも、脳と体を人工冬眠状態で保存できることが証明されました。

つまり、技術的には確実に進歩しているわけですし、まず並行して例えば法律面も含め、整備しないとイカンのとちゃうかなぁと…

そんな風に思いますねぇ…。


ま、わたしは死んだら、普通に焼いてもらったらそれで満足ですけどね(笑)

ではまた〜



reito



京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院 


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