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弘泉堂鍼灸接骨院
その痛み…治せます!
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2015年12月08日 [からだのこと]

アイシング

お疲れ様です。院長です。


今日は8日です。今年も残すところあと23日…

まだ焦りはないです。前半ですからね。

ただ、世の中的にはクリスマスムードが高まってきてますし、徐々に年末への加速度が増してきています。

イルミネーションも目立つようになってきてますし、何となくテンション上がり気味ですよね。

そんな年末、とりあえずやる事が多くなりがちで、毎日忙しくなっていくんですが、必ずやっておきたいイベントに大掃除ってのがありますよね。



大掃除…



私は嫌いですが、まぁ溜まった汚れをこのタイミングを逃したら、また一年、大切に溜めてしまいそうですから、なんとか消化しておきたいイベントです。


で、ここでよく起こるのが、日頃動かさない筋肉、関節をここぞとばかりに無理に動かしての、腰痛、肩痛なんです。

特に腰痛ですね。腰痛。いわゆるギックリ腰的な超急性の疾患ももちろんですが、同じ態勢を長時間続けることによる腰痛が起こりやすくなってます。

この腰痛には、特徴があり、もともと座り仕事や、中腰になることが多い方で、なんとなくいつも腰が重ダルイと感じている方、つまり素因をお持ちの方がこの年末の大掃除で、ついに発症されてしまうわけです。



この腰痛、地味に痛いんですよねぇ…



特に、前屈すると激痛が走り、後屈すると楽になります。

で、掃除なんかでなった場合は、しばらくゆっくりしていただくと大体治るんですが、日常的に中腰になることが多い方だと、なかなか症状がよくならず、そのまま慢性的な痛みに移行していってしまいます。

この痛みを何とかするには、傷んでいる筋肉を修復させるのが一番なんですが、お仕事なんかでその痛い姿勢をとらざるを得ない場合、なかなか修復されないのが現状だと思います。



では、どうすれば良いのか…



よくやられる行動として、疲れた腰をいたわる意味をこめて、お風呂に入ってゆっくり伸びをする…


これってかなり気持ちいいんですよね〜。



よく分かります。



でも!!



これはあまりいい方法とは言えない場合が多いです。

腰痛に限らず、痛みが出ている場合、特にシビレや感覚が麻痺するような痛みを除いて、患部が炎症をおこしている場合がほとんどなんです。


つまり、患部が熱を持っています。


ここへもってきてさらに熱することになる、長時間の入浴は効果が期待できないうえ、さらに炎症を助長させる可能性も出てきます。




なので、痛みがある時は、基本冷やしましょう!!




で、そうなると「腰は冷やさない方がいい」ってよく言うけど??

冷えるとよけいに痛くなるけど??



って声が聞こえてきます。



そうなんですよね〜。筋肉、関節は冷えると痛くなります。

じゃ、なんで冷やす??


ここがよく混同されるんですが、「冷える」と「冷やす」はそれぞれ意味が違うんです。




まず「冷える」って状態は、温度が下がって温かさが失われた場合をさしています。

つまり、自分の意思に関係なく、温度が下がって、冷たくなっていくことですね。


例えば、この時期薄着で外に出ると、当然身体は冷えてしまいます。

この状態が「冷える」って状態。身体によくありません。




もう一方の「冷やす」は物の温度が下がるようにする。

この場合、自分の意思で意図的に炎症を起こしてる部位の温度を下げることをさしています。



でも、「お風呂に入って腰を温めると、気持ちいいぞ?!」


そうです。一時的に血行がよくなるので、筋肉がほぐれて楽になる場合もあります。

でも、これは完全に一時凌ぎと言えます。

基本は、筋肉、もしくは組織に炎症はおこっています。

まずは、この炎症をおさえないと、腰痛は快方にむかいません。

なので、腰痛がある時は、出来るだけ温めないこと(特に患部を温めない)

お風呂に入っても長湯は避けます。

でも、この季節、温まらないと寝にくい方なんかもいらっしゃいます。

こういう「冷え」の感覚のある方は、患部を冷やしながらお風呂に入る裏技もあります。

下の画像のような、アイスバッグを当てて、患部を冷やしながら、湯船につかります。なかなか面倒ですが、効果はあります。


あと、そこまでやるのは〜って方だと、半身浴でも時間をかければ身体は温まります。

ちょっと長めに下半身だけお湯に使っていれば患部は温めずに、身体だけ温められますので、こちらもお奨めですね。



とは言え、この時期お風呂で暖まるのはほんとに気持ちいいですよねぇ〜…

で、この「気持ちいい」習慣がどうしてもやめられない方は、最終手段として、お風呂上りにとにかく氷で冷やす!!


これで湯冷めなんかは絶対にしませんので、とりあえず感覚がなくなるまで(これは重要です。冷やすときは感覚がなくなるまで必ず冷やす)冷やしてからお休みになってください。


炎症を放置すると、そこに老廃物がたまり、さらに悪化の原因となり、そこから慢性痛に移行してしまいます。


是非アイシングの効果を実感してみて下さい。







では、また〜




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京都 円町 弘泉堂鍼灸接骨院


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