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2017年03月03日 [からだのこと]

眠りを科学する。なんつってな(笑)

お疲れ様です。院長です。

3月3日金曜日です。そして今日はひな祭ですな。そして耳の日(笑)

このひな祭り、桃の節句ですがなんで祝日にしないんやろね?

日本人なら、誰もが知ってる日本の伝統的な年中行事ですやん?

「みどりの日」だの「海の日」だの「山の日」だの…

よりマシでしょ?

って話は今日の本題ではござらぬ(笑)

今日の話は、昨日の続きとして睡眠のお話をしましょうぞ。


みなさん、毎日、よく眠れていますか。

睡眠は体と心を回復させる大切な時間です。

質の高い眠りが得られないと、疲れが体に残り、目覚めが悪かったり、朝から体がだるかったりと、いいことはありませんよね。

では、質の高い睡眠というのは、どういうものなのでしょうか。その答えを探るために、睡眠サイクルについて知っておきましょう。


昨日の話にも出てきましたが、「眠りのサイクルは90分」という話をみなさんもどこかで聞いたことがあるかと思います。

睡眠には周期があり、「ノンレム睡眠」と「レム睡眠」が交互に訪れています。

その1回の「ノンレム睡眠」+「レム睡眠」のサイクルは、これまで「90分」だと考えられてきました。

そのため、90分周期を意識した睡眠時間をとることが、快適な眠りにつながるといわれていると…

ですから、例えば、90分×4回=360分=6時間、90分×5回=450分=7時間半、というように、90分を1セットとして考えて、その倍数の睡眠時間で起きると、目覚めがよく、質の高い眠りを得られるんちゃうかと…

ここまでは、昨日のお話ですな。

私もそういう話を聞いてましたし、生理学的にもおそらく関連性があるだろうという位には知識的なものもありました。

ところが、最新の眠りの科学によると、睡眠のサイクルは必ずしも90分とは限らない、ということがわかってきたらしいのです。

ま、そもそも「睡眠」というもの自体、謎が多い現象と言われています。

ですから、こういった新情報はドンドン更新されていかないとね。


まず、先程も出てきた、「ノンレム睡眠」と「レム睡眠」。

この言葉は、おそらくどこかで耳にしたことがあると思います。人は、睡眠中この「ノンレム睡眠」と「レム睡眠」を交互に繰り返して眠っています。

眠りはじめには、ぐんと深い眠りに入っていき、「ノンレム睡眠」が訪れます。

そしてノンレム睡眠が何分か続き、やがて覚醒に近づき「レム睡眠」になります。その後、またしばらくたつと、深く眠る「ノンレム睡眠」に切り替わります。

こうして交互に繰り返されますが、「ノンレム睡眠」の眠りの深さは、朝に向かっていくにつれて浅くなっていくといわれています。

この「ノンレム睡眠」と「レム睡眠」の一周期を、7時間程度の睡眠では4〜5回ほど繰り返しているといわれているわけですな。

では、この「ノンレム睡眠」と「レム睡眠」それぞれの眠りの最中には、何が行われているのでしょうか。詳しくみていきましょう。

人は眠りに入ると、すぐに「ノンレム睡眠」に入ります。

「ノンレム睡眠」イコール「深い眠り」と思っている方も多いかもしれませんが、ただそれだけではありません。

「ノンレム睡眠」は、一言で言えば「大脳を休息させる」睡眠だと考えられています。

一日、脳は活動し続け、疲れています。その疲れを癒すためには、睡眠という休息が必要不可欠ですよね。

眠ると副交感神経が働くため、体の力が抜け、呼吸が深くなり、脈拍も少なくなります。そのため大脳の働きが弱まって、大脳を休ませているわけです。

また、このとき、体の深部体温が下がるのも特徴のひとつで、これは身体もリラックスできます。

このように「ノンレム睡眠」は、脳と体の両方を休ませる睡眠なのです。

脳と体の両方を十分に休ませるためには、この「ノンレム睡眠」とくに寝入りから3時間くらいの最も深いノンレム睡眠のときが重要といわれています。

ですから、長く眠るよりも、いかにこの寝入りの「ノンレム睡眠」をしっかり取るかを考えるほうが、脳と体の休息につながると…

一方、「レム睡眠」のほうは、脳は動いているものの体は休んでいる状態です。

脳の中の情報を整理をする睡眠といわれています。呼吸は浅めで、脈拍は変動し、急速な眼球運動が起こります。

眼球運動とは、目は閉じていても、目玉がキョロキョロ動く状態ですな。

そして、夢を見るのはこの「レム睡眠」のときだといわれています。

交感神経と副交感神経の両方が働いている状態ですので、脳内は意外と活発に動いていますから「レム睡眠」のときのほうが目が覚めやすいんですね。

そして、この「レム睡眠」のとき、脳内では「記憶の整理」が行われているといわれています。

記憶は日中、人やテレビ、新聞などから知ったこと、勉強して覚えたことはもちろん、行動を起こして経験したこと、身に付けた技術的なことなどの記憶も含まれます。

このように記憶をきれいに整理しておくことで、再度情報を取り出しやすくすることができるといわれています。

明らかに睡眠不足(時間的にね)なときに、なんだか頭がボーっとしたり、頭の中が混乱しているように思えたりすることは誰にでもありますよね。

これは、「レム睡眠」が足りていなかったことが理由の一つと考えられています。

この「ノンレム睡眠」+「レム睡眠」の周期が、「90分の睡眠サイクル」といわれているものなんですね。

ところが、よく調べてみると、この周期が80分の人もいれば、100分、110分の人もいるため、必ずしも90分とは限らないことがわかってきたらしいんです。

個人差があるのはもちろん、同じ人でも、季節によっても変化しますし、日中、活動的な日もあれば、体はほとんど動かさずお休みモードの日もあります。

また、寝具や光、音などの影響によっても、周期の時間幅が変わると考えられてきています。

「ノンレム睡眠」と「レム睡眠」の割合も、必ずしも一定ではなく、明け方近くになると「レム睡眠」の時間のほうが多くなるともいわれています。

つまり、90分説を信じて、90分の倍数になるような時間を目安に目覚ましをかけたとしても、それが快適な睡眠時間とは限らないということになってしまうわけですな。

人間の体は、脳の休息と情報整理が終われば、自然と目覚めるようにできています。

もちろん疲労の度合いによっても、睡眠時間は変わってきますし、90分サイクルにこだわらず、自分にとって起きやすい快適な睡眠時間を見つけていくことが大事といえます。

たとえ90分の倍数でなくても、たとえば、夜の0時に寝て7時に起きるのが、自分としてはスッキリと目覚められるなら、それでいいと…

で、昨日のブログにも書いたように自分の睡眠時間をチェックして、最適な時間を探すんですが、ちょっと面白いものを見つけたので紹介しときます。


それは、オムロンヘルスケア「ねむり時間計」って商品なんですよね。

こいつは枕元に置いておくと、体動などから眠りの状態を調べて、自分の眠りのタイプを測定することができるっておもろいヤツなんですよ。

例えば、「1日グラフ」では、「昨夜の睡眠時間」「寝つきにかかった時間」「起床にかかった時間」を確認することができたりしますし、データ化して眠りの質を改善させるの手助けになると思います。

睡眠中の呼吸トレーニングができたりと、なかなかな優れものなので興味のある方は是非 コチラ 

とまぁ、最後は商品紹介になりましたが今はスマホアプリなんかでも、こういった眠りをサポートするものってたくさんあるんですよね。

それだけ、世のみなさんが「良い眠り」に飢えてるってことなんでしょう。

ストレス社会で生きている我々にとって、ただ「寝る」ってことさえ、素直に出来なくなってるんですよ。

せめて復活の儀式くらい、自然と出来るようでなければダメですよねぇ…

てことで、今日も素直に眠れるように、昼間に力を出し切りましょ〜




akubii




京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院


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