弘泉堂ブログ | 京都中のアスリートが通う、スポーツ障害なら「弘泉堂鍼灸接骨院」にお任せ下さい。痛くない骨格矯正、鍼灸治療も好評です。

弘泉堂鍼灸接骨院
その痛み…治せます!
ブログ
2017年01月09日 [色々なこと]

祝成年脳

お疲れ様です。院長です。

1月9日月曜日。

何と本日は、1月の第2月曜日ってことで、ハッピーマンデー「成人の日」でございます。

新成人のみなさん、おめでとうございます。これから大人。ま、良いも悪いも(笑)

ですが、20歳を過ぎても親離れできない子供は、先進国に特に多く存在すると言われているらしいです。

日本では民法第4条の「年齢二十歳をもって、成年とする。」という規定に基づき、20歳以上の者を成年者としており、身体的、精神的に十分に成熟している年齢と判断されちゃいます。

実際に20歳を過ぎると、運転や結婚はもちろん、単独で法律行為が行えるようなりますし、親の責任下から外れ自分で責任を取るってことになります。

ですが実は、身体は別としても脳が、完全に成熟するのは30歳を過ぎてからという研究結果があるそうなんですよね。

現在、イギリスとアメリカでは、「成人」の年齢を定めることが国家にとっても、刑事司法制度にとっても難しい問題となっているといいます。

例えば、アメリカ下院の刑事司法報告書では、「18〜25歳までの若年成人は、脳がまだ発達途上にあるため、通常の犯罪者とは異なる対応が必要」と主張しています。

これによると、犯罪に関与したことがあるほとんどの若者は、25歳までには足を洗っているのだそう。

一方で、イングランドとウェールズでは、選挙権を持つ年齢を16歳に引き下げることを求める声がますます強まっていると…

これは、言ってみれば、二つの国で真逆の見解を持ってるって事ですよね。アメリカでは、25歳でもまだ未成熟とする部分がありますし、イギリス圏では、16歳で政治的な判断が出来るとしてるわけですからね。

では果たして、脳科学の知見から、成人する年齢を定めることができるのか?

神経学者によると、脳の発達においてその複雑性のあらゆる側面を包含する特定の成年者年齢を定めることは困難であると…

ま、そりゃそうだ。これ位個体差のあるものも少ないでしょうからねぇ…

これまで思春期の若者の行動が成人のそれと異なるという証拠が長年集められてきましたが、生物学的に見れば18歳あるいは20歳という年齢において決定的な変化が起きるわけではないんですよね。

そりゃねえ…。言ってしまえば、12月31日と、1月1日の違いみたいなものやしね。

西暦は変われど、何かが変わるわけじゃねっすから…

でもそこをあえて、「成人の敷居値」となる年齢を特定しなければならないのだとすれば、それは30歳以上もしくは、永遠に成熟した脳などないっていうのが、本当のようなんですね…


って、脳が成熟する時期を特定することが難しい理由の一つは、 「基準点」となる成長が終了した成人脳を見つけなければならないことにあるそうなんです。

ちょっと専門的になりますが、思春期から20代の間には脳内で主要な変化が起きています。そして30代になると灰白質が薄くなり、白質が厚みを増しだします。そして、白質の厚みの増加は脳の様々な領域の接続の成長を表しています。「剪定」と言われる灰白質の薄まりは、ある状況における特化、つまり効率化を意味していると…。

前頭前皮質も成長を続けます。前頭部にあるこの部分は、注意、複雑な計画、意思決定、衝動の抑制、論理的思考、組織だった思考、人格の発達、リスク管理、短期記憶などに重要な役割を果たすパーツといえます。

しかし脳が変化し続けるために、30代になれば概ね落ち着くと言うことすら問題で、大人になってからもずっと変化を続けるために、脳が具体的に「成熟」したとされる状態に達する一定の年齢があるという常識すら容易には肯定できないわけですよ。

こう書いちゃうと、結局人によるって答えになっちゃうんですよね。あまりにも基準がとれないんで、そう定義するしかないわけで、じゃ、日本における成人って?ってなるよね。

これは、おそらく…

適当な数字やね(笑)

色々調べると、いわゆる未成年と、青年の差を法律上定義づけたのは、1870年代なんですよ。もう、人生50年って時代(笑)

人生50年やけん、その半分ちょい前に成年とするかと…

そんな適当な考えやったに決まってるやん(笑)1870年代ですぜ?明治一桁…

脳科学?あるわけないやん(笑)

って時代に適当に決めた数字やけん、もうほんまに見直した方がええんよね。


で、思春期の若者、20代の若者、それより年上の人たちを分ける重要な違いとは、集中力の度合いやという意見があります。

これは、思春期の若者が、「中立の、注意力を阻害するものがない状況」において目的を達成する平易な行為を行える、という意味では「成熟」していると言えるということ。

しかし「競合する感情的な合図」に直面しつつ、同じ行動を行えるほどには成熟していないと…

つまり、何もなけりゃ出来るけど、他に注意がそれちゃうともうダメってことね。

これって…

絶対、年齢じゃないですよね。

確かに、小学生と大学生を比べたらアカンけど、高校生と大学生、人によっては高校生のが集中力あるよ。

つまり、こんなもん、個人の性格やろ?

とか言っちゃうと、もう「決め手」となる指針がないってことになっちゃいますよね。

で、今は人生80年って時代でしょ?

なら、せめて成年は30歳でいいんじゃないですかね…

って私の意見が、何かに反映されるわけでもないですが、祝日の今日、そんな事を考えております。


ま、休みやしね。


のんびりしましょ。


では〜




sei




京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院


  • Facebook
  • Twitter
  • はてなブックマーク

PageTop