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2019年03月17日 [からだのこと]

(107)サンデーイルネス(仮)尿路結石症について

お疲れ様です。院長です。

3月17日のサンデーイルネスでございます。

3月も後半戦に入り、ますます春感が増してきましたよ。

暖かい時間が長くなり、気分的にも何となく浮かれてきますわな。

もうすぐお花見シーズにも突入しますし、世の中がパアッと明るくなる気がします。

でも、急にアホみたいに寒くなったりするんで、体調管理はシッカリね。

ってことで、今日もイルネス辞典に突入ですが、今日は「尿路結石症」を解説していきたいと思います。

まずはどんな病気かってことですが、まず、腎盂(じんう)っていう器官があって、そこから尿管、膀胱(ぼうこう)へと続くおしっこの通り道を尿路と言うんですが、そのなかにカルシウムやシュウ酸、尿酸などを主成分にして結石ができることを、尿路結石症といいます。

原因は何かって言いますと、成人では食生活の影響などが大きいのですが、小児に尿路結石症が起こった場合に、約半数に何らかの病気が隠れているといわれています。

たとえば尿路感染症を繰り返しやすい先天的な尿路の奇形や、遺伝的に尿に尿酸、シスチンやシュウ酸という結晶化しやすい物質が多く排泄される病気などです。

また、障害のある子どもで、長期間ベッドに寝ていて運動量が少ない場合にも、尿路結石ができやすいといわれています。

症状の現れ方ですが、血尿で気づくことが最も多く、40〜50%を占めます。

次いで多いのは脇腹の痛み(側腹部痛)、下腹部痛です(20〜40%)。

またX線検査で偶然発見されたり、尿路感染症で超音波検査を行った時に発見される場合もあります。

尿検査で血尿や結晶成分が検出されれば尿路結石症を疑って、腹部超音波検査やX線検査をします。

ただし、X線写真に写らない結石成分もあるので注意が必要です。

そのような時には、造影剤を使って尿路全体のおしっこの流れを検査します。

では治療の方法ですが、内科的治療と外科的治療とに分けられます。

(1)内科的治療

小児では比較的大きな結石でも、自然に排尿とともに排泄されることがあります。

一般に径4o以下のものでは自然排石が期待できるとされています。

したがって鎮痛薬や必要ならば抗生剤を投与しながら、水分をたくさんとらせておしっこの量を増やすことで自然排石を促します。

水分を多く投与する目的で点滴をすることもあります。

ただ、腹痛の程度や期間、尿路感染症を合併しているのかどうかによって、結石が小さくても外科的治療が必要な場合もあります。

(2)外科的治療

近年成人の尿路結石症でよく行われるようになった体外衝撃波結石砕石術(体の外から超音波を照射して尿路結石を細かく砕き自然排石させる)が小児でも行えるようになってきました。

手術の傷跡などを気にする必要がありません。そのほか、尿道に内視鏡を入れて尿路結石を砕く方法などもあります。

ただし、尿路結石の原因として先天的な尿路の奇形(膀胱尿管逆流現象や水腎症)がある場合には、尿路の奇形に対する手術を同時に行う目的で、通常の手術方法で結石を除去します。

てな感じの病気でございます。

先天的なもの以外は、わりと治療も楽な様ですが、こちらも早期に治療を始める事が重要なので、まず知っておくことが一番大事ですね。

いかがでしたか?

それでは、来週のイルネス辞典をお楽しみに〜。



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