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2019年01月30日 [からだのこと]

血は水より濃し。やでな。

お疲れ様です。院長です。

1月30日の水曜日でございます。

さぁ、1月も月末が迫ってきました。

いよいよ2月がやってきますが、さすがに毎日寒いやね。

もう、節分過ぎたら春ですやん的な、暦の上では攻撃はいいとして、この辺から一気に極寒がきますから、みなさん気をつけて下さいね。

突然のクソ大雪とかも、これからの時期ですけんね。

いつもより寒いなぁ〜とか思ったら、注意しといてください。

にしても、年々寒さがキツく感じられるようになってきましたよ。

これも歳のせいなんやろか…。

それとも、地球環境のなせる技なんじゃろか…。

どちらにしても、歳は取りたくないもんやねぇ…。

的に始まりましたが、そんな「加齢」に敏感な皆様に、朗報となるかもしれません。

以前にも、このブログでチラッと話題にしたことあるんですが、タイトルを思いだせなくて探せませんでした(笑)

さすがに、4年もやってりゃ、そりゃいつ書いたヤツか分からんようにもなるわいな。

あ。

これも歳のせいか…。

で、その加齢についてなんですが、今日のネタは、「若者の血を輸血し老化を防ぐ治療法 アンブロシア」についてでございます。

輸血は、なんらかの形で、血液が足りなくなった場合、命を救うためにずっと使われてきた治療方法です。

ですが、この輸血という医療処置をアンチエイジングに利用しようとする人がいるらしんですよ。

若者の血を輸血することによって、老化を防ぐ、いや若返ろうとする方法なんだそうなんですよ。

まぁ、考えただけでアカン気しかしませんが、実際すでに行われてるって事ですから、実態はいかに?!って感じですよね。

あ、因みにこの「アンブロシア」ってネーミングは、食べると不老不死になると言われている、ギリシャの神々の食物の名をとってあるんだそうです。

では詳しくみていきますが、このアンブロシア・メディカルの創設者、ジェシー・カルマジンによると、たった2時間、16歳から25歳の若者の血漿2リットルを体内に取り込めば、まさに奇跡と言えるほどの劇的な結果が得られるという胡散臭さ(笑)

彼はかつてこの処置を、「内側からの美容整形手術」と呼んでいたんだそうです。

彼曰く、この輸血は不死を保証するものではないですが、極めてそれに近いらしく、一回の輸血でも見た目、記憶力、体力などの面で劇的な改善が見られるんだそうです。

嘘くさっ!(笑)

いや、仕方ないわ。

嘘くさ過ぎんねんもん(笑)

この彼、カラマジンは、スタンフォード医学校を卒業した後、2016年にアンブロシア・メディカルを創設しました。

若いネズミと年老いたネズミを外科的に結合させ、両者の血液が混合するとどうなるか、その影響を観察したいくつかの研究論文を読んで、彼は若者の血を高齢者に輸血すれば、老化をストップ、少なくとも遅らせることができるのではないかと考えました。

で、ネズミを使った実験では、年老いたネズミが一時的に強くなり、健康状態もわずかだが改善したのだといいます。

ここで、カラマジンは同じことが人間にも応用できると自信をもったそうです。

いや、これだけで確信もっちゃいけんって(笑)

そして、2016年夏、カラマジンは8000ドル以上の参加費を負担した35人の被験者を対象に、臨床試験を行うと発表しました。

8000ドルって結構高額ですよねぇ…。

まぁ、日本円で80万とか90万とかですが、被験者はとにかくお金を払ってでも、何の根拠もない実験に賭けたいなにかがあったんでしょうね。

で、この実験で、被験者たちに若者の血漿2リットルを注射して、その経過をみたそうなんです。

で、ここでひとつ、疑問に思う事なんですが、まず結果云々は別にして、こういう実験ってそもそもやっていいもんなのかと…

これに関しては、なんとこの実験、アメリカ食品医薬品局(FDA)の認可を受ける必要すらないんだそうですよ。

というのも、彼が行おうとしている行為自体は、医療処置として長いこと行われている単なる輸血だからなんだそうです。

ですから、この行為自体に問題はなく、つまりは許可を得る必要もないわけです。

まぁ、輸血っちゃ輸血やけど…

つまりは、アンチエイジング目的の輸血ということで、特に違法性はないって事ですね。

彼の行う輸血は、治療するためのものではなく、アンチエイジングとしての輸血ってことなわけですな。

こう考えると、「内側からの美容整形」ってのが、ピッタリ当てはまりますよね。

そもそも「美容整形」って行為自体、医療かどうか微妙なとこですもんね。

そう考えると、輸血って医療行為を、なに目的で行おうが問題ないわけですわな。

じゃ、次に課題となるのが、この輸血の血液の供給者ですが、これはさすがに独自に集めるしかありません。

いわゆる「血液バンク」的な機関だと、仮に血液を売ってて貰う事が可能だとしても、そもそもこの輸血には「若い血」という外せない部分があります。

ですから、普通に献血などから集められた血液ではここが選別できません。

しかし、彼は何とか協力者を探し、これまで150件ほど輸血をおこなってきたそうです。

患者の中には、リピーターもいるらしいですが、まだ結果は確実に公表はされていませんし、論文発表もされていません。

つまりは、まだ「胡散臭い」ままなわけですが、この「アンブロシア」という行為自体は、ここ数年で、注目を集めるようになってきてはいます。

そして、注目を集めれば、当然ながら反対派からの声も上がってきますわな。

多くの専門家は、アンブロシアについて、本当に有益かどうか臨床的な証拠はなにもないし、人々の信用や世間の異様な関心を悪用しているにすぎないと申されています。

まぁ、もっともな意見ですわ。

そしてなにより「輸血」というものには、危険が伴います。

これは普通の医療行為においても言えることで、例えば出血多量状態で、輸血を余儀なくされるとしても、普通の医者ならできるだけ「しない」選択をとろうとします。

ま、もちろん、そこはやらなきゃいけないなら躊躇はないでしょうけど、出来るなら避けようとします。

これには訳があり、輸血をすると免疫反応が極めて強くなります。

そしてもしうまく合わなければ免疫システムが働いて強い拒否反応を起こすことになり、輸血をした50%の患者が、重篤な副作用に陥っているという話です。

この話は、わたくし院長ももちろん聞いたことありますし、医療従事者なら必ず知っていると思います。

それでもなお、この「アンブロシア」を行おうというわけですから、そこにはそれなりの確信があるんでしょうけど、わたしゃ、恐ろしくて出来ませんねぇ…。

これは、都市伝説的な話ですが、輸血をすると「性格が変わる」って話は、昔からありますし、もっと言えばその血の供給者に乗っ取られたなんて話もあったりします。

まぁ、もちろん、作り話でしょうけど、それほど「血」ってのはヒトにとって大事でかつ、まだまだ謎多きモノってことなんでしょう。

これは日本では確実に認可されないでしょうけど、よその国で軽〜く輸血して若返り、しかも90万円とかなら、バンバン行くやろな(笑)

これがそういった人の心理を、巧みについたインチキなら許せませんが、ホントに若返るなら後は自己責任ですからね。

でも、もしホントに若返るならねぇ…。

とか(笑)

ま、これからこの分野も研究されていくでしょうし、そのもの「血液」自体も当然研究されています。

まだまだ先になるでしょうけど、いつかは「若返り」が行える日がくるでしょう。

知らんけど(笑)

ではまた〜。




ti




京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院


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