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2019年01月13日 [からだのこと]

(98)サンデーイルネス(仮)心臓弁膜症について

お疲れ様です。院長です。

1月13日のサンデーイルネスでございます。

今年2回目のイルネス辞典となっております。

もう正月ボケは解消されました?

ボチボチ1月も半分ですからねぇ…。

そろそろシャキッと頑張らないといけまへんで。ほんまに(笑)

てことで、今日もシャキッといったりますわ。

では今日は「心臓弁膜症」について解説していきたいと思います。

まず、どんな病気かってことですが、その前に少々心臓の作りを理解しておいた方がいいので、簡単に説明しますね。

心臓とは、そのものポンプのような働きをして体中に血液を循環させる臓器でごさいます。

で、このポンプに4つの弁ってのが付いてます。

これは、ポンプを開閉するフタみたいなもんやと思ってもらったらいいかと思いうんですが、名前は、僧帽弁(そうぼうべん)、三尖弁(さんせんべん)、大動脈弁(だいどうみゃくべん)、肺動脈弁(はいどうみゃくべん)といいます。

一応、解剖学的な部分も書いときますが、まぁ分かってなくても全然問題ないんで、位置関係は無視しでもらってオッケーでおま。

位置関係としては、僧帽弁は左心房と左心室との間に、三尖弁は右心房と右心室との間に、大動脈弁は左心室と大動脈との間に、肺動脈弁は右心室と肺動脈との間にあります。

で、それぞれの弁のはたらきはポンプのフタなわけで、簡単に言うと血液の流れに合わせて、開くフタがあり、また血液が入ってはいけない弁には、フタがされるとそんな感じに理解して下さい。

で、このポンプとフタがうまい具合に働いて、心臓は血液を循環させるわけですが、そのフタがうまい事閉じなかったり、または開かなかったりとうまく動かなくなるのが、「心臓弁膜症」ってわけです。

で、さらに細かく言うと、心臓弁膜症には、血液が入ってきたり、または出ていったりすることが損なわれる「狭窄症」(フタが十分に開かなくなった状態)と、血液の逆流が起こってしまう「閉鎖不全症」(ドアがきちんと閉まらなくなった状態)の2つがあります。

さらにこの双方が同時に発症してしまうことも稀におこります。

心臓の4つの弁それぞれに狭窄症と閉鎖不全症がありますが、損なわれる頻度が多いのは僧帽弁と大動脈弁だと言われています。

2つ以上の弁が同時に侵されることもあり、その場合は連合弁膜症といったりします。

ではこの病気の原因は何かという事ですが、先天性のものと、後天性のものがあり、後天性のものにはリウマチ熱が原因になるリウマチ性心臓弁膜症(関節リウマチとは別の病気です)が代表的ですが、ほかにも各弁膜症ごとにいくつかの原因があります。

では、症状ですが、基本的に心不全症状が起こります。

診断も最近は心エコー(超音波)検査が非常に進歩し、ほとんどの弁膜症を生体を傷つけることなく診断したり、重症度を判定したりすることができるようになっています。

では、治療なんですが、薬物による内科的治療と外科手術とに大きく分けられます。

心不全症状がある場合には、利尿薬やジギタリス製剤を内服します。安静時にも症状があったり、胸水や浮腫(むくみ)がひどい時には、入院して利尿薬の静脈注射やカテコラミン製剤の点滴などを行います。

症状が進行している場合は、外科的手術を施します。

症状が何もなくても検診などで異常を指摘された場合には、最低限、心エコー検査を行うべきです。

症状がある場合には、循環器専門医による治療が必要です。

一般的な生活上の注意は、十分な休養と塩分の制限です。どのくらい運動できるかは個人により異なりますので、お医者さまとよく相談する必要があります。

いかがでしたか?

心臓と言えば、大切な臓器です。

比較的簡単な検診でも、異常は発見されやすいので、キチンと健康診断は受けましょうね。

では、来週のイルネス辞典をお楽しみに〜




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京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院


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